なんと言っても千葉県戦の名物といえるのがこのC&Dクラスだ。
改造車がスリックタイヤを履いて思う存分競技が出来るのは、地区戦のC/Dクラスがほとんど成立しない今、関東ではこの千葉と全日本しかないのである。
そんな事情もありなかなか台数増加が見込めない改造車クラスだが、今年の千葉はなんと改造車が増えてしまった。さすが改造車の県・千葉といえようか。
今年の注目はなんと言っても隼を駆る“サイボーグ”東山晃。昨年の全日本Dクラスチャンピオンカー・隼を手に入れた。トラブルが続いていたが今回は完璧に走りきってぶっちぎりの優勝。普段は本当に物静かな男だが、その走りはアグレッシブそのもの。D車両をいきなり乗りこなすテクニックは、さすがシードドライバーといったところか。
2位も今年からD車に乗り換えた大塚。昨年までR32でNZクラスを荒らしていたが、突如安田のD車両に乗り換えていきなりの表彰台。師匠・安田との勝負が楽しみだ。久々に登場のジェミニで山崎が根性の3位獲得。
こちらも乗換え組の小泉がザウルスを駆って5位入賞。本田は振るわず7位に低迷した。
今時どこを見回してもD車両が増える県というのは珍しい。特に東山の隼を見れただけで「来た甲斐がある」というギャラリーも多く、目が離せない。
(文中敬称略)
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