話が前後してしまいますが、2月18日に、今年混ぜてもらうことになった軽耐久レースのマシンに乗って来ました。
マシンはホンダの「Today」。 低重心ボディに、NAの3気筒で64馬力を叩き出した「ビート」と同じエンジンを載せるという、なんともホンダらしい“隠れた名車”です。
レースのレギュレーションでは「なんでもあり」らしいのですが、このマシンはチームの方針でエンジンフルノーマル。しかし、ストリップを施して軽量化し、足も昨年1シーズンかけてセットアップされているので、ほんとによく出来てます。 ナメてかかると痛い目に遭うほど速い速いっ!特にコーナーの速さはぶったまげました。
なりは小さくても、これはカンペキ、正真証明の『レーシングカー』なんです。 こんなマシンが面白くないわけがない(^^ゞ
メンテナンスガレージは筑波サーキット脇にあるお店「チャレンジャー関東」。 代表は、あの山野哲也選手と長年一緒にやって来た岩井さんです。以前から互いに顔は知っていたのですが1月に一度挨拶に伺いました。このお店では現在、マサさんやタナカちゃん、そして全日本チャンピオン五月女くんがメンテナンスをお願いしてます。 また岩井さんと一緒に、我々のマシンをメンテしてくれる流しのメカニック・島村さんは、以前一緒にLSOの講習会に行った仲です。
さて走行会自体は、主催者がいのまりさんだし、さらに初心者にもやさしい配慮とルールを用意してくれているので、デビューの場としては非常によかったと思いました。 とはいえ、やっぱキンチョーするに決まってます!! なにせ、初めて走るマシン、初めて走るコース、そしてなにより初めてのサーキット混走なんですから!!
それに、マサさんときたら、連れて来ておきながらなーんも教えてくれないのです(^^ゞ ひどいヤツだ(笑)
落ちつかずに相当ウロウロしていたようで、かのワカナ女史は、自分だってキンチョーしていたくせに、僕を観察して笑っていたらしいっす(▼▼メ) こいつもひどいヤツだ(笑)
・・・ということで走行したワケですが、最初こそメタメタだったものの、4ヒート目にはこの日の自己ベストを出し、これがエースドライバーであるマサさんのわずかコンマ3落ちだっつーんだからたまげましたがな(@_@)
ま、いわゆるひとつの、 ビギナーズラックってヤツですか?
でもさ、
「あれ? もしかしてオレ、イケてるんじゃないの?」
と勘違いしちゃいますな(笑)
この日だけで結局7ヒート=72周走ったんですが、これってこの5年間で「もてぎ北ショート」を走った周回数のおよそ3倍、「伊那」を走った周回数のおよそ4倍なんですよね(^_^;) しかも連続周回ですから、走りながら次の周ですぐ修正することも出来ます。 ジムカーナドライバーにとっては、走りを構築するのに充分な時間と機会が凝縮されているわけです。 加えて、インテグラという非常識に速いFF車両で戦って来た僕にとっては、レーシングカーというちゃんと出来たクルマである分、マシンとの対話が出来るようになるまでそう時間は必要ありませんでした。
走ることそれ自体に関しては、だてに本気でジムカーナをやって来たわけではないその経験が、もう十二分に生きています。 ジムカーナというのは、ホントに運転技術を身につけられるすばらしい競技なのだ、ということを改めて理解させられました。 すごく嬉しい気がします。
まだまだ走り的にはタイムが詰まる要素はたくさんある気はするのですが、問題なのはこれはタイムトライアルではなく、「レース」なのだということ。 タイムが速くても相手を抜けなければ勝てないわけで、この違いは大きいですね。 うまい「抜き方」「抜かれ方」。デッドヒートの中で冷静に走る技術。 今の僕は、この経験値がまったく「ゼロ」なワケです 不安だらけなのは、まったく変わりません。
でもすごく楽しみです(^。^)
さて翌日・・・・
上半身のあらゆるところが痛ぇー。
ノンパワステのステアリングを保持していたから、腕が痛いのは分かります。 強烈なコーナリングGに72周分耐えた首が痛いのも、 ステアリングを握り続けた手のひらが痛いのも理解出来ます・・・。
しかし・・・
お尻まで痛いのはどういうことなんですか!?
ギャー。
ほとんどロボコップみたいな動きでした(笑)
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