[2005/03/26-27] 地区戦開幕!!

JAF関東地方選手権(地区戦)開幕しました。

結果は、SA2クラス4位入賞〜♪

ま、俗に「とってはいけない」順位と呼ばれていますが、今回の4位は素直に喜んでおこうと思ってます。
いやぁ、それくらいそれまでがひどかったんですよ(^^ゞ

写真はこちら。
http://www.slalomers.net/photo/2005areac1/


【今明かされる驚愕の真実!?】
先週の植村練習会の際も、「全然ダメ」と書きましたが、前日練習の段になってもやっぱりダメでした(T_T)
半谷さんまで2秒とか3秒置いて行かれる状況なのに、相変わらずその要因が自覚できない・・・・。くら〜〜〜〜〜い気分になっていました。

そんな凹んだ状態をみかねたのか(^_^;)、エグゼさんがわざわざ僕を呼びとめてくださいました。
「きくりんきくりん。あのさ、きくりん号、デフ弱ってない?」

え!!??

「270度のときイン側空転してるよ。」

がーん(@_@)

い・・・イヤ気がついてないわけでもなかったのですが、クルマが悪いんじゃなくて僕の運転が悪いのだ!そうだそうに違いない!・・・と思い込んで目をつぶっていたのでよーわからんかったのです。
#ってやっぱりわかってないんじゃん。

なので、このひとことで、今まで疑問に思っていた「点」の数々が一気に戦で繋がりました。オカシイなぁと思っている部分はすべて、「デフのイニシャル不足」に解が求められるのです。
しかし、悪い点が分かれば、それをどう対策するか作戦を練ることが出来ます。それだけでも大収穫です。
ホント、エグゼさんには大感謝。
割っちまったファクトリーの窓ガラスの1枚でもプレゼントしたいです(笑)。


【さぁどうしましょ】
とりあえず、巻きこみが少ないことを計算して、リアの動きをよくすべくショックの番手を下げ、空気圧も上げます。少しでも前に引っ張る力を稼ぎたいので、タイヤもS2からM2へ。
この対策が結構あたり。一気に1秒強タイムが上がりやっと「人並み」になりました(^^ゞ
しかしそれでも半谷さんは遠い。2秒あります(恥)。
やっぱりごまかしには限界がある・・・。

そこで見栄春さんと田口くんに電話して相談します。
それぞれ示してくれる応急対応策には一長一短があったので、それを梅ちゃんに相談して、今回は田口案で行くことにしました。ということで田口くんに「対策グッズ(笑)」を買って来てもらうことに。
いやただの添加剤ですけど(^^ゞ
どれほどの効果があるのかハッキリ言って分かりません。でも、今より悪いこともないでしょう。

・・・と楽天的に期待して練習終了。


【楽しい楽しいお泊り♪】
今回は、青汁マン三間さんが誘ってくださったので、“なると”の面々と一緒に泊まることとなりました。彼らと行動をともにするのは初めてではありませんが、誘ってもらったのはうれしかったですね。
ま、うちのダー石田とポコ片山がNEXTでメンテしてもらってますので、宿なども一緒にすると、同じファンタジーでありながら一人ぼっちになってしまう僕を気遣ってのことだと思いますが(笑)。

いやいやありがとうございます。

しかしまぁ、神奈川戦で知り合ってからほんの数年ではありますが、僕は梅ちゃんと三間さんが大好きでして、ふたりの素の会話を聞いているだけで飽きません(笑)。三間さんはすんげー頭の回転速いし、梅ちゃんもそれに速攻のレスを返すし、この二人の頭の中はどうなってんだろうといつも思います。
今回もすんげー楽しみにしてました。

泊まったのは高崎駅前の「APAホテル」。あのオバちゃん社長が恥ずかしげもなくその醜貌をさらしているあのホテルです(^_^;) でも評判はいいと聞いてました。
駐車場がいっぱいで、提携駐車場に入るのも大変だったというトラブルがありましたが、まぁなんとかたどり着いて、みんなで近所の居酒屋へ。

今回は梅ちゃん・三間さんの他に、“守って”石綿さんと“熱いぜ”石川くん夫妻が一緒で、さらにうちのダーとポコと僕。かなり濃い〜顔ぶれです。
この顔ぶれでお酒が入ると、どうなるかは・・・・想像の通り。

僕と梅ちゃんは酒飲めませんが、三間さんのトークには磨きがかかりそれに引きずられて梅ちゃんも炸裂。ダーとポコは競うように「ナマ中」をぐびぐび飲み、やがてポコが崩壊。
ダーは三間さんのトークに絶妙のツッコミを入れて誉められるかと思えば、酔いが回って頭が回らず小突かれる。石綿さんがそんな様子を遠くから見守りながら時折強烈なカウンターパンチを見舞い、石川くんは突如噛み付かんばかりの主張を始める・・・

エー・・・こんな感じです。
知ってる人はぜったいニヤけますね(笑)。

その後ホテルにあった大浴場へ。
やめろというのにポコちゃんはサウナで犬になって、酔いを飛ばそうと思ったら記憶が飛んで部屋のカードキーをなくし、翌朝は僕らが出かけるときに念のためとノックした音で目を覚ましたそうな。
同部屋だったダーは、「自分、寝起き悪いンっす」と自己申告していた以上にほんとに寝起きが悪く、それでも僕が一緒なので一生懸命努力していたようで、起こしてあげるとほとんど夢遊病状態でシャワーへ。それでもまだ目が覚めてない(-_-)。アンタはコアラか!
いやいや元祖コアラの守ってさんはホントに起きられず置いて行きました(笑)。


【そして本番】
高崎からKSLまでの道を、自信満万で間違えるという三間さんの失態はこの際軽く触れるだけにして置きまして(笑)、この日は日中は18度になるという予報でありながら、朝の寒さったら真冬並みでした。さすが北国。舐めちゃイケマセン。
しかし、群馬特有の空っ風はなく、たしかに暖かくなりそうです。さぁタイヤチョイスをどうしましょう。

今回、なんと僕には受理書が届きませんでした。
木曜日まで届かなかったので、金曜日に主催者に電話をし、一応受理とゼッケン番号は確認してあったのですが、結局金曜まで届かず。イベント後も届いておりません。
僕の受理書はどこに行ってしまったのでしょうか(笑)。
(注:その後翌日月曜日午後になって届きました。市川は孤島ですか(^^ゞ)
一時は、不受理なの?JAFカップビリだから?全日本惨敗だから?と不安になってしまった僕でした(笑)。

さて、田口くんが添加剤を持って登場です。
ありがとうございますありがとうございます。
慣熟歩行が終わった後、さっそく注入。さて、吉と出ますか凶と出ますか。

コース設定は、カートコース部分を使わず、ぐるぐる回る関越らしいコース。久しぶりですねこう言うコース。
それでいて所々に罠があり、攻めがいがありそうです。


【1本目】
日差しは強いのですが、まだ気温も路面温度も上がりきっていません。
朝から一生懸命タイヤを日干ししました。
走りの組み立てはN2を見て参考にします。
N4を途中まで見て、タイヤ装着。
着替えてエア調整して、サイドブレーキも調整し、準備完了。
スタートです。

やっぱちょっとスタートは掻いちゃいましたが、その他のグリップは問題なし。
前半に2ヶ所ある180度の進入は、ことごとくオーバースピード気味で、テールが残ってパイロンから離れてしまいました。失敗。
スタンド前を2速で加速するセクション、ゴール前に帰ってくるときの2速シケインがアンダーで失速気味、ゴール前の三角お結び&ターンは、一瞬車が止まってしまいました。

全体的にちょっとだらだらした感じ。
マル秘チューン(笑)のおかげで、だいぶデフの利きはマシになってますが、運転がダメダメでした。
タイムも13秒台の平凡なもの。
結局1本目は6番手で終わりました。

半谷さんが11秒台で一人旅。
阿保さんが2位につけ、絶好調・五月女が3番手につけています。
最低でも12秒台に入れなければ、表彰台は届きそうにありません。


【師匠鞍替え!!??】
お昼は初めて半谷さんと慣熟歩行してみました(笑)。
さしずめ「半谷塾」(^_^;)
師匠鞍替えですか(爆)?

#見栄春さんはこのとき風邪で死んでたらしいです(^^ゞ

半谷さんの走りは、力強いけどすごくセオリーに忠実で、無理するところとなりに走らせるところの使い分けが見事だと僕は思います。
話していても、ものすごーく優しくて、それでいてものすごーく芯が通っている感じ。その人柄がそのまま走りに出てます。
#ちなみに彼女絶賛募集中です(笑)

まぁほとんどエロ話で終わりましたけどね、慣熟(爆)。
地区戦ったって、年がら年中ピリピリしているわけじゃないんで(^_^;)


【さてどうする2本目!】
お昼頃からは、もうホントに絶好のお昼寝日よりです(笑)。
眠くならない方がオカシイ・・・・から寝た(^_^;)
かと思えば、ローリング関根さんが突如「明太子食わない?明太子。」と持ってきて、いきなり箱開けて「はいっ」と明太子ひとつ渡して去って行ったり(笑)。
どうしろっつーんですか!
#おいしかったです。今度は白いご飯もよろしく(笑)

さてN2を見ていますと、タイムアップする人が相次いでいます。
路面状況も好転した上、ラバーも所々のっています。さーてどうだろう。

2本目もタイヤ干しました。
干さなくても充分なグリップは得られますが、スタートと1コーナーに賭けたかったのです。前のクラス、SA1でもタイムアップが相次ぎ、ちょっとだけテンションが高まってきました。さりとて緊張しすぎないように体をほぐして・・・と。

乗り込んで、2回イメージトレーニングして、スタートラインへ。
なんとか12秒台には入れたい。


【4位に滑り込み!!】
2本目のスタート前の心理というのは独特です。
不安と期待と自信が織り交ざった、あの気持ち。勝負なんてしないで済むなら逃げ出したくなることすらあります。
今回は特に、デフという要の部品に不安を抱えていましたからなおさらです。

そしてスタート。
回転は比較的抑えめでクラッチミート。チョットだけ掻いたけど、トラクションは悪くない。全開。
おーっと、さっきより断然加速がいいじゃないの!行けるよこれは!
久しぶりにスタート加速でゾクゾク感を感じました。

ショックの番手は変えませんでしたが、リアの空気圧を路面温度上昇に合わせてコンマ1(10kPa)上げてます。スーパーオーリンズとDIREZZA 02G S2コンパウンドの組み合わせは、実にいい動きを見せています。
ターンは出来る限り抑えて入ります。巻き込みが弱いので加速はちょっと難がありますが、こんなもんでしょう。スタンド前を折り返す際の進入ではテールが逆に流れますが、その振り返しを姿勢変化に使えたし、右回りの外周は、3速から2速に落としてからは踏みきりで抜けられました。
高速シケインはやや失速したけど、そのあとの1速折り返しのスピードレンジはドンピシャ。

最後の三角巻きはやっぱ・・・・おっそ〜〜〜でしたが、ゴールして見ると・・・

12秒3で4番手にジャンプアップ!

やるじゃんオレ!
昨日のメタメタぶりからは信じられん!


【やることはやった】
結局半谷さんが1本目のタイムで優勝。五月女が阿保さんを抜いて2位となり、阿保さんは3位でした。
くそー。またTOYOタイヤに負けたー(^_^;)

でもね、今回走り終わったあとは気持ちよかったですねー。
「ああ、今出来ることはやったよな。」
と思えました。
それで勝てないなら、それは上の人が僕より速かっただけ。100%出しても勝てないなら、今はしょせん無理なのだと思えます。

だから、表彰台の3人を心から祝福することが出来ます。
そりゃもちろん台の上に乗りたかったけど、出来ることをやったんだからいいじゃないかと思えることも大事。
全力で勝負するって、こういうことを言うのだと、改めて思いました。


【今年は楽しそう】
今年のSA2クラスは台数も増えて楽しそうです。

今回の開幕戦は、やっと地区戦が「自分の場所」だと思えるようになった気がするのです。
「すいやせん、僕も混ぜてください」的な気持ちではなく、自分は地区戦を戦って行くんだという自覚が芽生えた気がします。

そうするとですね、順位というのは全力で「戦った」ことの「オマケ」みたいなもんだなと思えたんですね。
去年はやたらと結果ばかりを欲しがっていた気がするのですが、そうじゃなくて、まず全力で戦うことが大事なのであって、全力を出し切れば、出てくる結果を素直に受け止めることが出来る・・・という気持ちになったんです。

いやぁ・・・・
どうしちゃったんですか?この心理的変化は(^_^;)

でもね、そうなりますと、関心は「自分」になるんです。
「自分」が「自分」をどれだけコントロールできるか、それが関心ごとになる。他人との勝負は、自分をコントロールした後の話。
次回、もう一度、自分をコントロールできるかな。あの気持ちいい走りがもう一度出来るかな。
そう思うと、地区戦という場をすごーーーく「楽しい!!」と思っている僕がいたのです。

人間ってのは、思わぬときに思わぬことを考えるもんですね。
この歳になっても、まだまだ自分のことなんてわからないことばかりです。



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