[2005/0312-13] 全日本ジムカーナ初参戦

ということで、全日本ジムカーナ選手権に初めて参加してみたりしましたー。

結果はブービーです。
これは全日本の壁がどうのこうのとかルーキーだからとかいういい訳一切なしで、単に僕がヘタクソだったからです。
だって、同じルーキー組のノリノリちゃんは5位、エロ様こと五月女くんが2位(!)ですからね。
いやぁ・・・・出遅れましたがな。

てなわけで、全日本というのがどんな感じなのか、知らない方にも分かるように、ルーキーの視点から見た全日本をご紹介しましょう。
(写真はこちら↓)
http://www.slalomers.net/photo/jgc2005rd1/jgc2005rd1.html


【練習が足らない!】
さぁ、申込んだはいいのですが、車検だぁブッシュの切れだぁ、オマケに結石で体調不良だぁで、あまり練習する時間がありませんでした。
初めての全日本だからこそ、自分の実力すべてでぶつかって行きたかったのですが、人生ままならないものです。

特に、病気だけはどうしようもないので、そこら辺は開き直りましたね。焦りはありませんでした。
ただ、マシンにもいろいろ変わった部分があるので、普段以上によく分かってない状態で全日本に臨まなければならないのが不安でした。


【金曜の練習はパス】
全日本の場合、土曜日の公開練習のほかに、金曜日にも一般の練習会があることが多いです。今回もありました。
まぁもてぎのSSWを走れる練習会なんてのは、全日本の機会以外はないんですけど。
僕は去年からさんざんことあるごとに通院だぁなんだと休むことが多かったので、とても休暇を申し出られる空気ではありませんでした(^_^;) なので当然金曜日はパス。
漏れ伝わってくる情報にやきもきとしながら仕事してました。

聞くところによるとこの日は雨だったので、ハイドロを起こしてクラッシュするクルマが続出。「行かなくて(行けなくて)よかったかも」とちょっぴり思ってしまいました(^^ゞ

【茂木に向けて出発・・・ところが!】
金曜日に仕事を終えるとそっこーで家に帰り、いろいろと買い忘れていたものを買って回ったり、荷物の準備をしたりして就寝。
8時ゲートオープンなので、そんなに急ぐこともないんですけど、ETCの夜間早朝割引に合わせるためチョット早めに出発。

ところがこの日は関東一円すごい霧で、タダでさえ霧の多い三郷近辺はえらいことになってました。外環は案の定通行止めでしたし。幸い常磐道は動いてましたので2時間チョットでもてぎには到着。霧は水戸まで続いてました。
ピットへのゲートがしまっていたので、第1ピットに車を止めて朝食ターイム。ゲートが開くと同時にパドックに入り、準備をしていると続々と選手がやってきました。


【ホントに開幕だぁ】
いや、全日本自体はもあちゃんのサービスで何回も来ていて慣れているけど、サービスで来るのと選手で来るのとじゃやっぱ違うもんですねぇ。著名な選手がそんじょそこらにごろごろいるわけですが、同じ選手という立場ですれ違うだけでも、やはり違います。

今回、パドックは左隣が五月女、右隣がのりのりちゃん。
なんだよ地区戦かよ(笑)。
見栄春さんは栄光のラストゼッケンです。

朝、のりのりちゃんがボソッとひとこと言いました。
「ジムカーナ始めたときから、きくりんさんが絶対に全日本に出る!って言うのを見て、僕も一緒に出るぞと思ったんですよねぇ。」

そうでした。
ブランクのあと、マジでジムカーナやるぞと決め、インテグラを買ったとき、僕は誓ったのでした。
それから4年の後、今僕はこうして全日本の場にいます。

朝日もうららかな暖かい3月の土曜日。
こうして僕の全日本初参戦は幕を開けたのでした。


【やっぱオーバルは広い(^_^;)】
とはいえ、全日本のペースがよく分かりません(^^ゞ
アナウンスのあくちゅくんも心得てる人なんで、しつこいくらいにはっきりと必要な情報を伝えてくれるから助かりました。

公開練習の受付、ドラミと続き、慣熟歩行。
ドラミは立派なミーティングルームで行われました。
で、コースですが、今年は昨年と違ってまるまる1周使いません。ホームストレートと両脇のバンクの一部のみ使用します。4速まで全開加速してはターン、加速してはターンというパターンで、コーナリングと呼べるものはひとつもありません。

一周使わないとは言っても、やっぱりオーバルは広い(^^ゞ
ホームストレートだけだって何百メートルあるんでしょう?30分かかって一回歩くのがやっとです。まぁこんな状態じゃあんまり複雑なコースにされても覚えきれないわけで、ここら辺が限界ですか(笑)。


【やっぱ緊張します】
慣熟も終わりいよいよ出走。
今日は2本走れるということで、少しでも慣れることと、車の動きに問題がないかチェックをメインにします。とはいえ、どう考えたって4速に入っちゃうストレートの長さなので、果たしてちゃんとスピードを落とせるか、そんな単純なことが心配になります。
なにせ、やったことないんですから!

初めての全日本ということよりも、コースに対する「恐怖感」みたいな感覚が強かったですねぇ。
まぁ、そんなこと言ってても始まらないんで、マシンにのってさぁパドックアウトです。

スタートはオーバルのピットロード。
第一パイロンは、ずーっと、ずーっと彼方(^^ゞ その向こうには壁のようなバンクがそびえたっています。
・・・と、スターターは・・・・でれ助くんでした(^_^;)
でれ助ってば、スタート前で緊張していると見るとすかさずカメラを向け、こう言いました。

「きくりん。いいかい?これがぁー、初めての全日本のー、公式練習のー、1本目だからネ!」

緊張ほぐしてくれるんじゃねーのかぁーーーー!


【次のパイロンはどこですか?】
叫び声を上げつつスタート(嘘)。
いきなり第1パイロンまで3速全開しばらく踏み〜ですからねぇ(^_^;)
結局4速には2回入りました。4速入れたときは、なんつーか、「4速・・・・入れちゃった・・・・(^_^;)」みたいな感じでした(笑)。
「入れちゃった」はいいけど、さてその次どうすんのよ?みたいな。
1ターンのバンクに向かうときは、4速入れてからもさらにしばらく踏んでます。加速感は大きく鈍りますが、ブレーキ踏んだらなにが起きるのかもう分かりません!

遥か彼方にあった小さなパイロンが、ものすごい勢いで向かってくるわけです。
えーと、ブレーキ、どこから踏めば、いいのかな(・・;)?
怖いからやっぱ早めに踏んじゃいます。当然余りまくり。

ホームストレートでは、一転して今度はちょこまかちょこまかとジムカーナやります。
明らかな「ターン」と言えるのはひとつだけで、あとは3本巻です。ドライバー的にはどうクリアするかが非常に難しいのですが、見てるとやっぱ地味ぃ〜な印象ですねぇ(^_^;)
まぁそんなこんなで走ってみれば、愚にもつかないタイムです。
他の選手のパイロンタッチが無ければ、もうぶっちぎりのビリ。なんてこった。

2本目はさらに最後のターンに失敗するし、もうてんでダメでした。
前日練習がダメダメ・・・というと、まるでJAFカップの再現ではありませんか(^_^;)
うわー・・・・いやな感じだ・・・。


【全日本の夜】
ということで、公開練習の日程は16時前には全部終わってしまい、車検も無事に済ませたらもうやることはありません。
ただ、ドラミとウェルカムパーティがあるので、宿に引き上げるわけにも行きません。
僕はこの時間を利用してオイル交換しちゃいました。

ドラミはさして問題もなくあっさりと終わっちゃいました。昨年なんかだと質問とか提案とか相次いで、結構ヤバ目な雰囲気だったらしいんですけど、そんなこと全然なし。
今年は主催の主体が違って、ホント安心してまかせられると感じていたので、皆さんも同様に思ったのでしょう。
部屋が温かくて後半居眠りしてしまったのはナイショ(^_^;)
#真似してはイケマセン。

ドラミが終わるとウェルカムパーティーです。
昨年はホテルの宴会場を使ってましたけど、今年はパドックカフェ。
たしかにチョット狭いけど入りきれないということもなく、さらに料理もおいしかったし量もふんだんにあり、満足満足です。
相変わらず料理に群がるさまは、大人のそれとは思えないわけですが(笑)。 ま、みなみ女史がタッパーを持ってこなかっただけでも進歩かと。

パーティーは18時半から始まったんですが、19時半にはお開きでした(^_^;)
短かっ!
でもま、ハイペースで食うもんは食ったんで、異論はないんですけど。疲れてますし、花粉はすごかったし、とっとと宿に帰ってシャワー浴びたい気分でした。

今晩の宿は豪勢(?)にサーキットホテルです。
もあちゃんなんかと一緒。インテはパドックに置き去りにして、もあちゃんの積車で移動です。
着いたらそっこーで風呂に入り、体中の花粉を洗い流してやりましたさ。


【栃木なめんな!】
花粉といえば、もてぎの花粉は半端じゃありません。
サーキットから見える敷地内の山からは、風が吹くたびに黄色い「煙」が立ち上るのです。
腹まで黒いぞ黒岩くんの黒い車は、うっすらと黄色味を帯びてしまいましたし、僕らのクルマも窓を吹けば雑巾はまっ黄色です。ワイパー動かすと、窓のはしに黄色い粉がたまります。
もはや、人の生きとし行ける環境ではありません。

健康な人でも、この密度で粉塵があると考えたら、体にいいわけがない(^_^;)
僕は朝から完全にマスク装着してましたが、それでも時折鼻水垂れてくるし、無防備だった目がやられました。
花粉症の人にとっては、走ることやコース攻略の前に立ちはだかる試練を乗り越えなければならないのです。

ホテルの中なら平気だろうと思って油断してマスクを取っていたら・・・やられました。
夜中、発作のようなくしゃみと鼻水に襲われ、睡眠時間を大きく割かれる要因となりました。もてぎはホテルの中も花粉で汚染されてます。
みなさん、ご注意あれ。


【全日本の朝・・・一大事が!!】
明け方にいきなり足が攣るとか情けない出来事はナイショにしておきまして(笑)、朝5時過ぎに起きて、寝ぼけまなこでトイレに行きました。
いつもの通り用をたしておりますと、一瞬詰まるような感触があって、その後「何か」が水流で押し出されるような感触が。

「え?」

と慌てて見やると、小さな物体が便器に当たって「コロンッ」と軽い音がしました。
もしやと思い、用を足し終わってから便器を覗きますと、下の方に「石」らしきものがあるじゃないですか!!

ご存知の方もいらっしゃいましょうが、僕は11月の末から「尿路結石」と診断されておりまして、通常なら数週間で出てくると思われる石が3ヶ月以上も出てこなくて、その間やれ内臓の疾患ではないのかだの何だので大変だったのです。最終的には「石はある」と診断されたのですが、なかなか出てこなかったのです。

で、それがこの日この朝、あろうことかこの場で(^_^;)、出てきやがりました。
直径約2ミリ、コンペイトウのようなギザギザです。
あ、え、便器の「溜まり」からどうやって出したかと言いますと、何かないかと周りを見まわしたときに目にとまった、ホテルの「歯ブラシ」を「目的外使用」させていただきました(^^ゞ

コイツがあの痛みを引き起こしてやがったのか!と思うと、憎くもありますが、妙にいとおしかったりして(笑)、複雑なもんです。
さっそく写真に撮ったり、ケータイで皆さんに送ったり(爆)。
尿路結石は、マジで痛いです。誰にでもなる可能性がありますんで、わき腹や腰が痛くなったら疑ってください。


【石も出たことだし・・・】
「石も出たし、週末占いでしし座は1位だし、今日は行けるね!」という励ましの返事がかえってきたりしまして、「う〜ん♪がんばっちゃおう」と思いました。

もあちゃんを6時前に蹴り起こし、6時過ぎに出発。
・・・と言ってもサーキットホテルですから数分で到着ですが。

サーキットの朝と言うのは本当に気持ちがいいです。
この日は昨日とうってかわってキーン!とするくらい寒かったのですが、それがまたいい。
朝露・・・つーか霜ですけど・・・に濡れて、誰もいないシーンとしたサーキット。「グラツー」のオープニング映像そのままの世界がそこにあります。

やがて続々とやってくるエントラント。
顔ぶれは昨日と同じですが、その表情は昨日とはまったく違います。


【とうとう始まった】
ドラミと慣熟歩行が行われます。

コースは、昨日のコースプラスアルファという感じです。
ホームストレートでコネコネするセクションが増えています。
第1ターンでの1本巻までの距離が、若干短くなってはいますが、4速にバンバン入ること自体は変わりません。

ギャラリーの方もこんな早朝から、ちらりほらりといらっしゃいました。

今日はスタンドから見えるサーキットのテレビ放送設備もフル稼働し、アストロビジョンも使われています。ピット内モニターでも同じものが見られます。
タイム表示もありますし、サーキットのタイム塔も使われてます。

もうばっちり全日本フルモード・・・なのです。


【ダメダメだぁ〜〜〜】
8時半から1号車スタート。
僕らの出走は10時くらいでした。
気温は低いけど日は出ていたので、とりあえずタイヤ干します。
ショックの番手は変えず、空気圧も微調整程度。やったことと言えば「フクピカ」で車洗ったことくらいですか。
#それは整備でもセッティングでもなんでもないじゃん。

さて、いよいよパドックアウト。
とろとろとピットロードをスタートに向かう間見える景色は、やはり全日本。少しテンションが高まります。

スタートの列に並ぶと、「あぁ・・・とうとう来ちゃったなぁ」というのがまず感想。
細かいこと考えている余裕はありませぬ(^^ゞ

前走者の五月女がスタートして行きます。
そのあとをついてスタートラインに。
スターターの日章旗が振られて・・・スタート!

えーと・・・なんか探った走りになっちゃいました。
しかも、ギリギリを狙った燃料が足らなかったらしく、なんとガス欠症状が随所で出るという大失態!!!
泣きたくなりました。

大失態の仕上げは、ゴール前360度の失敗。
ラバーグリップが予想以上で、何の気なしにサイド引いたらロックのロの字も反応なし。
は・・・・恥ずかしすぎる!!!

顔を隠すようにゴール・・・・
#ヘルメットで隠れてるけど。

タイムは、PTがない素のタイムとしてはもうぶっちぎりビリです(T_T)


【どうする2本目!】
見栄春さんは予想通り1位。
その次にはなんと五月女くんがつけてます。前日から絶好調だったからねー。

さて僕はと言えば、イヤァ〜なパターンに陥ってます。
JAFカップのときと同じ感じ〜。
アリ地獄にはまって、外界が見えなくなってる感じです。
出口が見えません。どうしよぉ。

今日は見栄春さんもマジモードの一選手ですから、おいそれと相談も出来ません。見栄春さんもかまっているひまもありません。すべて自分で解決しなければならないのです。
でも、どーすりゃいいのかもう分かりません。

わからないわからないばかりも行ってられないので、考えます・・・が、うーん。
とにかくブレーキを安心して踏めません。僕のコントロールも悪いのだけれど、Pバルブの影響がかなり濃厚で、ブレーキの後半で荷重がフロントに溜まると一気にリアが暴れ始めるのです。あまりギリギリにブレーキングを詰めると、抜いたら止まらない抜かなきゃケツが止まらない。ジレンマに陥ります。

でもね、そうなるのはある程度分かっていたのです。それをちゃんと対策してこなかった自分のせいですから。泣き言ばかりもいってられません。
ここまできたら、出来ることをやるしかない。


【さらに気温が寒くなってきたー】
午前中は太陽が出ていましたが、午後になって曇ってきました。
寒い寒い。
路面温度も午前中より下がってそうです。
日が出ていないので、もはやタイヤ干すのもやめました。(1本目がメタメタで腑抜けていたとも言う(笑))

ここから5秒上げたって入賞は難しいというところにいます。
大失敗がところどころありますから、秒単位で上がることは間違いありませんが、それでも追いつかないだろうなぁ・・・という予感も。

そんな弱気な自分を叱る自分もまたいます。
走る前ってのは、色々な自分を正面から見つめる作業なのです。


【がんばったけど・・・・】
2本目がスタート。

空気圧とショックの番手をちょっと変えて臨みました。

ガソリンは足したのでガス欠症状はなし。
ブレーキングも、ほんの少しだけ詰めてみます。
しかし、最初の三角巻きでいきなりラバーにとられてサイドが効かなかったりして失敗。
スタンド前のこまごましたところも、肝心のところでリアを思うように動かせずに失敗。
最後の360度は、切りこんで一発目のサイドがやはり効かず、やばい!と思ってもう一度思い切り引いたらなんとか回りました。

ゴールタイムは、3秒上がったけど(笑)、もう全然追いつくタイムではありません。

前の出走クラスで、サーキット本コース上で車両プールされているのを見て「くっそー。あそこに呼ばれてぇ〜!」と強烈に思いましたが、箸にも棒にもかかりません。
しかたがありません。
勝負はすべて自分の力量の結果です。


【見栄春さん、優勝!!・・・そして】
見栄春さんは1本目も2本目もトップを譲らず完全優勝。それどころか金曜日からずーっとトップ。完璧です。
タイム的にも、あのスターとどっこいどっこい。これってもろもろの条件を加味すると、実はすごいことです。
見ている人は見ているもので、N3のT原憲さんも「ありえねぇタイムだよ。」と言ってましたし、表彰式に向かう途中、あの川村さんをして「お前は今、日本で一番のインテグラ使いだよ」と言わしめました。
これ以上のほめ言葉がありましょうか。

で、表彰式ではもちろん一番高いところにのぼ・・・・・・・・・・ったんですが、興奮のあまり気が触れたか(笑)、突如MCのおにーちゃんからマイクを奪い取りました。

なんですか。
流行りのマイクパフォーマンスですか。
すると・・・・


「優勝したんで、あした入籍しま〜す!」


ニクイね!このど根性ガエル!
みなみ嬢も表彰台に乗せられて、全日本ジムカーナ選手権、参加者すべてからの祝福を受けました。
すごいことですよこれは。


【国破れて山河あり】
負ける事は分かっていても、負け方っつーものがあります。
今回の僕は、その点においてひどいものでした。

ホントなら見栄春さんの祝勝!と行くべきところでしたが、初めての全日本でそれなりに張り詰めていたのか、終わる当時にどっと疲れが出てきました。
と同時に、思い浮かぶのは家族の顔。

一刻も早く家族のもとに帰りたくなりまして・・・帰りました(^_^;)
#ゴメンナサイ見栄春さん

意外と早く帰着でき、晩御飯をともに食べていると、癒されました。
僕にはこうした家族がいるから戦えるんだなぁと、つくづく思う瞬間です。

こうして僕の全日本初チャレンジは、終わりました。


【オマケ】
帰って気がつきました。

えー・・・・・

もてぎのピットにレーシングスーツ忘れてきました(笑)。

慌ててもてぎに電話しましたら、代表からピット係りの方に回していただき、確保されていることを確認。後日着払いで送っていただきました。

ついリンクもてぎ、サイコー(笑)。
この場を借りてお礼申し上げます。


【参戦こぼれ話】
土曜日は、いろんな方から「石、大丈夫なのかよ〜」と声をかけていただきました。

埼玉の某社長(笑)には、「食生活に問題があるんだよ!」と朝一番からありがたいお言葉をいただきましたので、翌日朝石が出た後は、朝一番で「出産報告」に伺ったしだいです。そしたら「今度からちゃんと野菜食えよ!」と、結局また説教食らってしまいましたが(大爆笑)。
たしかにこのもてぎでも、昼飯は2日続けてパドックカフェのステーキセットでしたけどね(^^ゞ

小林Qてんさんに「え〜!?きくりんって全日本初めてだったのぉ?」と驚かれました。
#マジで驚いてました。
ええそりゃもあちゃんにくっついて何回も来てはいましたがネ。
え?なんですか?
全日本レギュラーに見えるくらい、じゅうぶん態度がでかい?
・・・・・生まれつきです(▼▼メ)

見栄春さんが勝ったあと、パドックでT原憲さんとお話していたのですが、T原さんも結石経験者らしく、思わず「血尿の色をどう表現すべきかに関する一考察」について、熱く議論を交わしてしまいました(笑)。
また、排尿するときのナニの持ち方で、僕とT原さんの「サイズ」の違いを確認してしまい、同日の成績に加えさらに落ち込んでしまったことも付け加えておきます。

ウェルカムパーティのとき、向かいのパドックにいらしたMKさんが近くにいらして、あのいかついお顔のかわいい目を真っ赤にして泣いておられました。
マジでびっくりしてどうしたのかと思ったら、単なる花粉症でした(笑)。
でも、ハンカチで涙をぬぐうそのしぐさは、どう見ても泣いてました(^^ゞ

今回のパドックはコース側だったのですが、右前方のピット上の観覧席から常にこちらを見ている女性2人組がいました。
「なんだよオレ様の隠れファンかよ。ちっ、しょーがねーな。でもお嬢さん、オレ様は今はルーキーの身。諸先輩をさしおいてちゃらちゃらしてるわけにはいかねーんだ。」
とずっと思っていたのですが、よく見ると持っているカメラは違う方向を向いてます。そこはスターのパドックの真上なのでした(^^ゞ

見栄春さんが優勝を決め、再車検場に消えて行きました。
僕らは当然外で待っていたわけですが、そこにみなみ嬢やひらやん、ダンロップ関係者の方々が集まっていました。
しかし、みんな口をそろえて言うのです・・・・・

「車検が終わるまでは・・・ヤツのばあい信用できん(^_^;)」

ホントに誰も握手しに行かないんです(笑)。
か・・・・かわいそぉ〜〜〜〜(^^ゞ

土曜日オイル交換していると、となりのノリノリちゃんも交換しています。
僕がオイルエレメントを交換していると、しげしげとこちらを見ています。
「どうしたの?」と聞くと、「実は生まれてこの方、オイルエレメントを自分で交換したことがありません。」と(^^ゞ
インテももう2年くらい(!)換えていないって(驚)!
エレメント自体は持っていたので、フィルターレンチを貸してあげました。
こんな人でも全日本には出場できます(笑)。

いやぁ、全日本は楽しい(笑)


【最後に感想など】
イベントの運営自体は、サービスで参加した昨年と比べてみても、比較にならないくらいよかったというのが、全体の印象です。

オフィシャルは充分な数が確保されていた上、要所要所には知った顔が配置されているくらい、すなわち現役選手が参加していました。
おかげでパドック誘導からスタート、パイロン判定と修正タイミング、旗を挙げるタイミングに至るまで、参加していて競技運営上不満に感じる点は、まったくと言っていいほどありませんでした。

こうした陣営でなければ、あんなコース、おっかなくて走れますかいな(^^ゞ

日曜日はもてぎの放送設備をフルに使った映像配信が行われ、ピット内モニターやアストロビジョンで観ることが出来ました。
僕らはこれを録画しました(自分のクラスだけですが)。いい記念です。
また、こういう中継を観ると、ジムカーナも演出しだいによっては充分「観るモータースポーツ」として成立すると感じました。
関係者の努力に感謝します。
でも、専属アナを使わなければならない「しがらみ」があったんでしょうかね。

アナウンスはおなじみの阿久津くんでしたが,今回はもてぎの専属アナウンサーとペアでした。土曜日はアナウンス環境が極めて悪かったようで、また専属アナとの連携もうまく取れず、聞いていてかなりやりづらそうでした。
(ホテルで阿久津くんを見かけたとき、“ゴルァ、つまらない掛け合い漫才やってんなー!”と言ってしまいました。阿久津くんもヘロヘロでした(笑))
日曜日は環境も改善されたらしく(相当の努力があったものと思います)、専属アナの抑えどころも心得てきたようで(笑)、ジムカーナらしい迫力を伝えられるアナウンスになりました。
めでたしめでたし。

一方、コース設定は、もうすこし工夫のしようがあったように思います。
走っているほうは必死ですが、おそらくグランドスタンドから見たら、あの広いコースを普通のクルマが4速で走ったってさして速くも見えなければ、迫力もありません。
高速スラロームや8の字などの見せ場が欲しかったですね。

それから、土曜日のドラミは、エントラントから突っ込まれどころ満載で(笑)、ちょっと脇の甘さを感じさせました。でも、柔軟な対応には拍手ものでした。

あちこちから、まぁエントラントから見える部分以外の、内部の問題が耳に入って来ました。どんなイベントだってそういうことはあるし、組織ってそういうもんですけど、JAF関係者の方は、今回のイベントをエントラントがどう評価しているのかに耳を傾けて欲しいものです。
参加している者の目と、主催者の目は、同一ではないのです。どちらが優先度が高いか、立ちかえって考えてください。

それから今回の観客数はずいぶんとさびしかったですねぇ。
せっかくのあの場、あの設備。なんとかもう少しプロモートしたかったですね。

でも来年も、ぜひこのクラブに主催してもらいたいです。
そう思える主催でした。
でれちゃん、お疲れ様。



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