いやぁ、参りました。
病院通いですよ。
11月に左わき腹の痛みで「尿路結石」と診断されて以来、 「結石じゃないかも」 「内科に行って見てくれ」 「内科的には所見なし」 「結石が写らないんだよねぇ」 などとあちこちたらい回しにされる日々が続いていまして、しまいにゃ
「次回は、痛くなったらすぐ来てね♪」
と言われて放り出されてしまいました。
痛くなってからじゃおせーんじゃねーのかぁぁぁぁぁ!と心の中で抗議していたわけですが、痛くならなきゃ調べようがないっつーんじゃしかたがありません。しばらくは安穏と生活していたわけです。
ところが水曜日、会社で何気なくトイレに行くと、排尿の終わり頃に局部に痛みが走るじゃありませんか。「んんんん?」と見てみると、便器に薄紅色の液体がぽたぽたと垂れております。
「うぎゃー。血尿じゃん!」
しかし・・・運悪くこの日から3日間、ワタシの「優秀なる」アシスタントが休暇でいないのです。つまり代わりがいませんから休めません。くはー、困りました。 つーことで、とりあえず我慢することにしたのですが、この排尿時の痛みと血尿は一日収まりませんでした。
さすがにこのままじゃヤバイかもと思い、帰ってから致し方なくかかりつけの大学病院の救急外来に電話。 しかしこれがまた繋がらない!「電話に出んわ」のダジャレを地で行っております。 やっと繋がったので症状を説明しすぐに行くと、いやぁ結構な人が待ってます。最初に転がり込んだときは明け方だったけど、今は宵の口。転んだ赤ん坊やら目の周りを切った子供、旅先で具合が悪くなった女性など、ゴロゴロしてます。
採尿を済ませてしばらくすると泌尿器科の当直の先生が。 問診・触診・超音波とこなすと、「ズボンとパンツ下ろしてくださーい」と言ったまま一旦奥に消えます。 戻ってくると「では、足をうえに持ち上げちゃってくださーい。」と。 ちょうど赤ん坊がオムツを取り替えるときのような格好です。
なにをするんだろうと思っていると、「痛かったら言ってくださいねー。」というなり、“ズブッ!とな”という勢いで何かが「穴」を通して入ってまいりました。 心の準備ができていなかった僕は「うがぁーーーーーー!」。
それだけならまだしも、中であっちこっち調べるように触っているじゃありませんか!
「い、い、い、いだいーーー!」
「じゃ・・・こ、ここはどうですか?」(すごい冷静)
「い・・・い・・・」
「ほ〜ら♪ここ押されて、排尿というか射精みたいな感覚はありますか?」(楽しんでんのか?)
「あ・・・・あ・・・・」
「どうですか?」(事務的です)
「あります!あります!でも痛いです!」
ほんの十数秒ほどだと思うのですが、ありえない感触と痛みに耐え、終わった後に残る妙な異物感を感じながらズボンをはくと、「前立腺は問題なさそうですねー」だと。
その後レントゲンを撮って再び呼ばれましたが、「んー、やっぱりよく分からない。明日必ず外来に来てください。」と言われて無罪方面。 もらったのは痛み止めの座薬のみ。
参りました。 きくりん選手、とうとう男にまで貞操を・・・・。 以前この救急外来に来たときは、うららもびっくりするくらい細身でキレイな看護婦さんに座薬をぶち込まれました。 どっちがいいかっつったらやっぱ・・・・・ねぇ(^_^;)
いや、選ぶなら・・・ですよ?
というと、「それじゃありうる“プレイ”ですからー!」というツッコミをいただきました。匿名希望の初老の方です。
さて、「翌日外来に来てください」と言われて「わかりました」と答えたものの、腹の中では「行けるわけねーだろ!」と思っておりました。 なにしろ代わりがいないんですから。どうしようもありません。
ということで出社しました。 しかし・・・おかしい。 実はここんところ腰痛が再発していてコルセットを巻いていたのですが、その腰痛の痛みとも違う痛みが広がっている。つーか、腰まわりと腹回りがじんわり全部痛くてどこが痛いんだかよく分からなくなってきました。
やがて、はっきりと左わき腹が痛み出しました。 9時前から痛み出してきたのですが、午前中が終わろうという頃になっても一向に収まりません。歩けないほどの痛みではないですが、まったく仕事に集中できない痛みです。 これはヤバイかも・・・・と電話に手を伸ばし、うららに電話。
「病院に電話して、今から診てもらえるか聞いてみて。」
しばらくしてコールバックがあり、12時半から午後の外来があるので来るようにとのこと。 引き継ぐ相手もいないまま、とりあえず上司に申告して早退しました。 駅に向かう道すがらもきつくなってきました。いつもの倍近い時間を要して駅につき、痛みに耐えながら南行徳につく頃には、もう歩けるぎりぎりの痛みになっていました。 駅まで迎えに来てくれたうららの助手席に転がり込み、そのまま病院へ。
午後の外来受付まであと数分というときに到着。受付機の前には人がならんでいます。 5分ほど待って受付を済ますと、泌尿器科窓口へ。 「今痛いから、すぐ診てくれ」と告げると、当社比超特急のスピードで尿検査・採血・レントゲンと回され、これまた当社比最速で先生の診察(^_^;)
明らかに血尿は出ているし、「この際チャンスだから、造影剤も入れてCT撮りましょう。緊急扱いで撮ってくれるといっているので、やりますか?」と。
そらもぉ「やりますやります。すぐやってちょうだい。」二つ返事でお願いします。
しばらく待って再び放射線科へ。 CT室に入り、まずは普通にCTを撮ったあと、造影剤を投与してCT撮影、その造影剤が入った状態のまま普通のレントゲン・・・となります。
しかし、この造影剤の点滴ってのが痛いのですよ!! 針が太いのか先生がヘタクソなのか分かりませんが、今まで味わった注射の中で最強に痛い!うそだろ?と思いましたもん。何刺してんだよ!と。
でね、さして数秒もしないうちに、体がカァーーーッ!と熱くなってくるのです。 たったの数秒ですよ。 血液というのがものすごいスピードで流れているんだなぁと実感しました。
同時に、ドラマや映画でヤク中が注射器刺した瞬間に「ぷは〜っ」とか言ってるのみて「そんなに早くきくかよ!」と思っていたんですけど、アレ本当なのね・・・などという不謹慎な連想をしてしまいました。
さてCT撮影が終わり起きあがろうとするとめまいが・・・・。 実は造影剤って、投与する前にサインさせられるのです。具合が悪くなったり副作用が出たりすることがあるらしいので。 僕の場合はめまいが出ました。 しばらくすると直ったのですが、びっくりしましたねぇ。 血の中に余計なもん入れるもんじゃありません。
で、次にレントゲンなんですけど、終わるまで小便しちゃイカンといわれます。実は結構我慢してまして、しかも一回撮影したら「まだ腎臓にまで回ってきてないので30分置きます」と言われて皿に我慢(^^ゞ やっと再撮影したら、今度は女性用と書いてあるアッパッパーを着せられて、検査機器の操作室を通されて奥にあるトイレで排尿しろと言われました。 結構屈辱的なんですよねぇ(^_^;)
こうして撮影が終わると、これまた他の患者さんをすっ飛ばして超特急で診察。
なんでも、今まで写らなかった「石」がはっきり写っているそうで、「間違いなく尿路結石ですから、診察さえついてしまえば怖いもんじゃありません。出てきたら持ってきてください。」とのこと。
うららも診察室に呼ばれたんでナニゴトかと思いましたが、まぁそれだけでした。
しかし、3ヶ月前もおんなじこといわれたんですよねー。 てことはなんですが、さんざん遠回りしてあちこち行かされて、不安あおられて、元のところに戻ってきたわけですか。しかも石の状況は変わらず。 ずいぶんひどい話じゃありませんか。
最初っから造影剤投与してCT撮っていれば早々に確定できたかもしれないのにねぇ。
もぉ〜〜〜。 勘弁してくださいよぉ〜〜〜ぷんぷん!(珠緒風)
ということでご心配いただいた皆様・・・・
「やっぱり結石でした。」
出てくるの待ちで〜〜〜〜す♪
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