[2004/10/03] 1シーズン戦ったんだなぁ。地区戦最終戦。

JAF関東ジムカーナ選手権、最終戦に参加してきました。

久々の浅間台のヘビーウェット。
決して不得意ではないので表彰台、あわよくば真ん中!を狙って行ったのですが、力及ばず5位。
しかたがありません。これが僕の実力です。


【前日練習はなし】

今回は主催者が行う前日練習がありません。
前日にはMAFさんの練習会があるのみ。
ただ、MAFさんの練習会は「初心者向け」と最初からことわってあるので、そこにイベント前日だからと言って地区戦選手が大挙して押しかけたら、せっかくの初心者の人は引いてしまうだろうと考えました。MAFさんは僕のジムカーナデビューの際に走った練習会で、その後も主宰のM船さんにはお世話になっているので、迷惑をかけたくありません。走りたいのは山々なれど、辞退しました。

さーてそうなりますと、やることがありません(^^ゞ
ま、やったことといえばワックスがけを含めた念入りなお掃除と、タイヤ・ホイールをキレイにすることですか。これだけでもかなりの時間がかかるのですが。
翌日の天気予報は、「昼から雨(Weather News他)」というところと「未明から雨(気象庁)」というところに真っ二つにわかれていました。いずれにしても雨が降るらしいので、それに備えねばなりません。特にタイヤ。
いやー、疲れました。

ただね、僕がインテをいじっていると、れおんが喜んでずーっとそばにいるのです。
僕が何かをやると、自分も手伝おうとして一生懸命何かをやろうとしている。時折真似したりして(^^ゞ
たいていの場合邪魔になるだけなのですが(笑)、彼愛用のツナギを着せて放置しておくだけで彼はご機嫌。時々やってきては「おとーさん、なにやってるんですか?」(なぜか丁寧語(笑))と聞いてくる。
こんな形で子供と過ごす時間は、なにものにも換えがたいものがあります。幸せを感じます。


【軍配は気象庁に】

さて、翌朝起きてみると、降ってます降ってます。
ということは、今回は「気象庁の勝ち」ですね(笑)。
Weather News社敗れたり。

などと言っている場合ではなく、さーて雨となりますとWET用のタイヤを使うことが明白です。しばらく使ってないので、いきなり履いて走ってもグリップしません。
出来れば履き替えて行きたいのですが、じゃんじゃん降ってる雨の中、しかも住宅街・・・でやるわけにも参りません。
シャワーを浴びながら考えます。どこでやろうかなどこでやろうかな。

出てきた答えは・・・・

をを!
近所の地下鉄・東●線のガード下だ(笑)!

ええ、やりましたとも(^^ゞ
もちろん、インパクトは使いませんでしたよ。
日曜の朝、5時半くらいだというのに、結構人が通るんですよ。まぁ普通のクルマだったら「パンクなのね」と思うでしょうが、派手なクルマからタイヤを何本も出してきて交換してるんですから・・・それも早朝から・・・びっくりしますわね(笑)。
良かったっすよ。警察呼ばれなくて(^_^;)

そんなわけで浅間台に向かったわけですが、途中はドライだったりして、浅間台についてもほとんど降ってなかったりして、ちょっと焦りました。
でもまぁ受付が始まる頃からどんどん降ってきて、しまいにゃしっかりちゃっかり立派なウェット路面の出来あがりです。

コースは、もう浅間台のウェットらしいといえばらしすぎる「玉なしコース」(^_^;)
まぁ・・・仕方ないんだよね。
慣熟歩行の間にも結構降ってきて、しかも風もあります。寒い。
水溜りがあるところがライン上なので、ちょっとやな感じです。
慣熟が終わる頃、見栄春さんがやってきました。


【1本目】

N2クラスの走りを参考に走りを組みたてます。これだけのヘビーウェットは久しぶりなので、走ってみないと感覚がわかりません(^_^;)
でも、8月に走ったもてぎで、ダンロップのニューコンパウンド「S2」の脅威的なWETパフォーマンスを知ってしまったので、もはやWETに関して不安はまったくなーし。
今まで048のG/2Sの独壇場だったけど、ことブレーキングに関して言えばたぶんWET最強のタイヤだと僕は思います。

てなわけでスタート。
WETだと2速スタートすることが多いのですが、1速でスタート。
もちろんホイールスピンの嵐ですが、合わせて行くとぐいぐい前に出ます。そろそろヤバイかなぁ・・・というところでブレーキを開始すると、まったくロックする兆候さえなく、するすると普通に減速して行きます。
うわー・・・減速しすぎた(笑)。止まり過ぎだよこのタイヤ。

おかげでちょいとターンをロス。
その後もどうもあまりブレーキ気味で、直線でブレーキを完全に終えてしまい、テールを動かす運転がまったく出来ていません。
かと思えば、最後のターンセクションでは逆に突っ込みすぎてターン出口で振られたり、最後の270度をもっさり回ってしまったり、とにかく後半はメロメロという感じ。

これで1本目は5位。
田口くんが上にいます。


【もっと早く言え!!】

田口くんは今日、なんとか3位に入って、滑り込みJAFカップチケットをゲットしたいと言っていました。
コノヤロー、今になってやっと「だってきくりんだけ行けるのなんて悔しいじゃん!」と言いやがりました。
最初からそう言え!
田口くんが本気で悔しい!と思って走れば、もっと前にたくさんチャンスはあったろうに。
まったく素直じゃないヤツです。
これだからRhマイナスのAB型は困ります(笑)。

でも、ぜひともチケットゲットしてもらいたい。
僕と田口くんはずっと一緒に苦労してきましたから。走りのスタイルは違うのにほとんどタイムは一緒で、毎回毎回二人で悩んじゃぁあーでもないこーでもないとやってきた仲ですから。

昼の慣熟はものすごい豪雨の中です(笑)。
横殴りの雨の中歩いているなんて「バカですか?」と自分に言いたくなるくらい雨です。回りを見渡すと、なんと歩いている人はまばらです。コラッ!
とにかく、もう少しアブナイくらいの走りをしないと表彰台には届きません。
運転技術うんぬんよりも、自分の『感覚の限界』を超えるほうが大変です。


【2本目】

他クラスはタイムアップが相次いでいます。
慣れもあるでしょうが、雨がひどくなっている割には、路面の状態も多少はいいみたい。
ブレーキを少しずつ詰めて、進入で姿勢を作れるようにと考えて・・・スタート。

やっぱり1速を使います。
最初の360度。さっきよりもだいぶブレーキングポイント詰めます。大丈夫かなぁ・・・・うわっ、これでも止まるんかい!
ターンはそこそこ成功。外周は小さめに2速で回り、怖いけどアクセルを踏んで島脇に。ここでも1本目よりブレーキ詰め気味。Gを残さないようにそれでもそろそろと減速し、軽くサイド。水溜りにテールが乗ってちょっと出過ぎました。次の島も軽くサイド。いまいち効かない。やっぱ右リアだめか。
そしてシェル。

どうやらこの時点でなんと、中間ベストタイムを更新したらしい(^^ゞ
#当然本人は知りませんが。

今回はノリノリちゃんとダブルで、元全日本・井野選手が出場していまして、井野さんが1本目に出した中間タイムを僕が塗り替えた・・・・らしい(^^ゞ
騒然となるギャラリー(一部ですけど)。

しかーし!
その後の外周、頂点で曲がらずアンダー。
島進入へのブレーキングがちょっと残りすぎて出口で振られる。
最後のターンセクションは回しきれない。ゴール前失速。

・・・・で、ゴールしてみればほんのちょっとタイムアップしただけで、やっぱり竹ちゃんに抜かれて5位転落(T_T)

残念。

結局、半谷さんが優勝、続いて井野さん、竹ちゃん、田口くん、僕。
田口くんの夢は、潰えてしまいましたとさ。
この日はシリーズ上位の坂部さんと関根さんがいないので、台数も少なく、上位3人しか表彰されませんでした。


【“愛”のない主催】

今回の主催は「PMC・S」でしたが、いやぁ・・・きっちり「競技会」は成立させていました。
某●ルエット系のバックアップを受けているようでしたが、そっち系お得意の、「冷酷なまでにやるべきことしかやらないサービス精神ゼロの四角四面杓子定規的運営」でした。

ひとことで言うと“愛”がない。

N1クラスは3台しかいなくて「不成立」なんですけど、事前連絡はなかったそうです。当日朝行って、今日自分が走っても競技会的にはなんのリザルトも残らないことを、初めて知らされるわけです。当然選手たちは文句を言いに行ったわけですが、「規則上、事前に知らせる義務はない」と開き直るばかりで、結局ひとことも謝らなかったようです。
なんでしょうねぇ。
自分が反対の立場だったらどうして欲しいか・・・という「想像力」が完全に欠落してしまっている人が、この「お互い様」の世界でイベントを主催しつづけるのはいかがなものか、と感じてしまいましたよ。

「せっかく申し込んでくれたけど、不成立だから、どうする?」
って、たった3名に連絡してくれてもいいじゃん、って期待するのは、これも甘えなのかな。

背景がこういう“愛”のない灰色な感じだったんで、阿久津アナの努力と、主催の細かいアラが非常に浮き上がって見えました。
パドックが用意されてないエントラントがいたり、
受付で車両申告書を渡すべきところを申込書を渡しちゃって、慌てて回収しに来たり、
走行中、無意味な空白が生じたり、
ポストオフィシャルがとんちんかんで危ないところにポケットに手突っ込んでカサさしてぼーっと立ってるとかね。

自分で「やりたい。やらせて。」って手を上げてやってるんだからさ、もっとやる気のあるところ見せて欲しいですよ。


【1シーズン終わったんだなぁ〜!】

帰りはもあちゃんから受け取るものがあったので、松原で待ち合わせして食事して帰りました。
なんつってもイベントが終わったのが16時前ですから、まだ明るい。
で、まぁ、ガラスの曇りと格闘しながら家に帰りつき、荷物を降ろして着替えている時に、ふとうららに言いました

「オレ、ホントに1年間地区戦戦い抜いたんだなぁ・・・・」


急にそんなことが実感として湧き上がって来たのでした
この言葉の中にはすごくいろんな物事が凝縮されているのだと思います。
ずっと一緒に戦ってきてくれたうららだからこそ、このひとことで分かってくれるのだと思います。

「それだけじゃなくて、JAFカップにも出られる(現時点では権利だけですが)なんて、これはもうご褒美というかオマケみたいなもんだなぁ。」

なんだかすごくほっとしたような、
でも、この1シーズン戦うためにどれだけ多くの人にどれだけ世話になってきたか、
思い返すと身の引き締まる思いなのです。

いやホント「身が引き締まる」って感覚はこういうことを言うのだなぁと思いました(^_^;)


【JMRCオールスターに出場します!】

何の因果か、「JMRCオールスター全国ジムカーナ」に出場することになりました(笑)。
掲示板をご覧になっていた方ならご存知ですが、まぁ上位の方が辞退されて、ギリギリ繰り上げ圏にある僕まで回ってきたと、そういうことなんですが。
ホントはJAFカップも控えてお金がないので僕も辞退したいところなんですけど、「せっかくなんだから!」と背中を押されまくって、とうとう申し込んでしまいました(^_^;)

あーなんか、はめられた気もしますねー(笑)

受理されますと、僕にとってはこれが初めての「全国レベル」の大会になります。
うわー、なんかすげぇ。

前日が千葉のレッスンなんで練習会には参加できず、ぶっつけ本番になってしまいますが・・・まぁ何とかしましょう(^^ゞ
ということで頑張ってまいります。
お暇な方はぜひいらしてください。
たぶん予備パドックをもらえるので、少しはおもてなしできるかもしれません。


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