[2004/08/29] 地区戦第8戦もてぎ

地区戦第8戦、もてぎ北ショートコースを走ってきました。

結果は7位。
うーん。惨敗です。

なんとかここで運を手繰り寄せたかったんですが、なかなかうまく行きませんね。
実は前戦の伊那以来、ホントに気落ちしちゃいまして、ほとんど戦意喪失状態でした。伊那のあと、まる3週間走ってませんでした。
さすがにこれじゃヤバイってんで、先週の土曜日に浅間台のフリー走行に行ってきまして、サボってた分他にもバタバタとこなしてきました。午前中だけフリーを走ったあと牛久まで行って見栄春さんにタイヤを組んでもらい、翌日は木更津にリアキャリパーを装着してもらいに。

しかーし、リアのサイドはどうにもこうにもロックしない(T_T)
残るはディスクのみ・・・なのですが、きくりん号のリアブレーキディスクは手間がかかる(98インテ用を外径1インチ削ります)ので、今週には間に合わず、仕方なくそのまま。

で、迎えたもてぎです。
週末の天気予報はどんどん悪い方向に行き、ちょっとブルー入ります。

今回は前日練習から参加。ホントは前日練習はやめようと思っていて、そのために先月末も走ったのですが、体もなまっているので走ることにしました。
天気は薄曇。
5時に家を出て常磐道を走行しながら見栄春さんにメールすると、「岩間で降りて一緒に行こう」ということで、岩間から下道で、7−11で牛丼など食いつつもてぎ入り。途中、予定していた道が「路面崩壊のおそれがあるため通行止め」(怖)で(^^ゞ、仕方なく真っ直ぐ行くと・・・・だんだん田んぼのあぜ道のようになって行き、そのまま山の中に入り・・・・もはや競技車両が通る道ではなくなってきました。
もののけ姫かシシ神様が出て来そうな道。見栄春さんの後ろをついていく僕は「ホントにこの道あってるの?」と不安でしたが、ここで電話が。前を走る見栄春さん。

「あの・・・・迷ったかもしれん(^_^;)」(爆)

あーまー・・・無事に着いたからいいですけどね。でもその道、一応最短距離なんだそうです。あとからひらやんに聞いたら(笑)。

練習会は100台ちょっとの参加。
設定されたコースを見て「長過ぎるんじゃ・・・」と思ってたらやっぱり長くて、そのコースを走ったのは1本目のみ。あとは正周りコースを3本の計4本でした。
今回見栄春さんは「試走」。
エントラントとして参加するつもりだったようですが、鳴り止まぬブーイングに恐れをなしたか(笑)断念した模様(^_^;) 案の定、タイムはもう圧倒してました。

僕は・・・調子悪くありません。
1本目はクラストップでしたが(^_^;)、3本目以降はいろいろ試しながら走ったのでタイムはよく知りません。
今回、先週見栄春さんに組んでもらったダンロップ期待の新コンパウンド「M2」を、フロントに投入。

実は見栄春さんが新品のM2を履いて試走した時、変な動きをしていたので「あれ?」と感じ、実際自分も走ってみたら「おやおや?」という、ちょっと変な感触があったのですが、一発熱が入ると非常に良くなってきました。
ダンロップ的なクセが、M1に比べると再び強くなってきている気がしますが、加速の引っ張る力、減速のブレーキの効きはもう抜群。過重でリアのアクションを起こせるドライバーなら、これは強烈な武器だと思います。

うちのチームからは他にはダーが参加。恐妻家のポコちゃんはお休みです(^_^;)
あとはおなじみNEXTの面々。今回は青汁マン・三間さんに宿を取ってもらったりして行動をともにします。
梅ちゃんもダーもけっこう調子よさげ。ダーなんて初めて走るというのに5番時計くらいを出していました。

泊まりはもてぎ市街の旅館「肴や旅館」。
近所の銀行の駐車場に車を止め、やってきたその旅館は“ほとんど民家”(笑)。民家と言っても今のそれではなく、むかーしの土間とたたきと縁側がある民家。それをそのまま「旅館!」と言い張っている感じです(笑)。
僕らは2階で、4間続きの部屋のうち3部屋をあてがわれたのですが、部屋を仕切るのは普通のふすまのみです。もうひと部屋に宿泊客がいたとしたら、隣とはふすましか隔てるものがありません。

これって「民宿」じゃないですかね(^_^;)

まーでも、人が歩けば自分が揺れるくらい床が動く古い作りはなかなか味わいがあり、これはこれでアリかなぁと思いました。布団は気持ち良くて良く寝られたし。ご飯は美味しかったし。

翌朝6時に旅館を出ると、梅ぞ〜号が車上荒らしに遭ってました(^_^;)
29番というゼッケンがフロントガラスに貼られ、なぜかもてぎウォーカーという冊子がワイパーに挟まってます。「来てね♪」「待ってるわ♪」などという自筆の細かい子ネタも載せながら(笑)。
まぁ、ゼッケン29番の人は、これによって運を吸い取られちゃったんですけどね(爆)。

さて、発表されたコースをみて、選手一同驚愕(^_^;)
実際にコースを見てさらにショック。
もてぎ北ショート、いままでいろんなコースが設定されてまいりましたが、「こう来ましたか・・・」と唸らざるを得ないコース設定です。スゴいです。

マジで真剣に慣熟です。

天候は今のところ曇りですが今にも泣き出しそう。午後からは確実に雨でしょう。1本目勝負の予感がします。

N2は梅ちゃんが会心の走りを見せて、ゴール時点でトップタイム更新!
その後お約束通り抜かれて3番手まで落ちたところで、ゼッケン29番さんが登場。そう。いつも梅ちゃんの前に立ちはだかる小憎らしい男。“腹まで黒いぞ”クロイワ選手(笑)
最近、黒魔術も覚えてきたのか、梅ぞ〜号に呪いをかけようとしたらしいのですが、修行が甘く自分に跳ね返り、痛恨のパイロンタッチ!
梅ちゃん3位で折り返し〜。

このまま1本目は全車ドライで行けるかなぁ・・・と期待した矢先。S2クラスも出走が迫るS1クラスの途中から、突如雨が本降りに!!
うひゃぁ〜〜〜〜。
もう大慌てですよ。大変ですよ。てんてこ舞いですよ。
え?
何が大変なのかって?

あ。

僕は大したことないんでした(笑)。
タイヤはもうドライでも路面温度が低かったんで、昨日好感触だったM2をあきらめてS2履いてましたし、やることといえばショックの番手調整と、リアの空気圧調整くらいですか。
でもホントはフロントにもっと空気を入れなくてはなりません。
しかしさすがにもう時間がないのです。あきらめてパドックを出ます。

・・・そしたら。
途中で見栄春さんに呼びとめられます。
「おめー、フロント空気どれくらい入ってるんだ?」
正直に答えます。
すると「ばーろー!そんなんでグリップするわけねーだろ!!」というが早いか、ひらやんを呼んで手押しポンプを持ってきて、二人で左右手分けして空気を入れ始めてくれました(感涙)。
おそらく日常生活ではそれ以上速く体を動かすことはあるまい、という勢いでポンプを漕ぐ二人(笑)。おかげさまで必要空気圧を得ることが出来ましたありがとうございました。

#ここまでしていただいた見栄春さんの名誉のために、漕いでる途中でバテて、たまたま通りかかったピストン折茂さんを呼びとめて交代させたのは内緒にしておきます(^^ゞ

##突然「代わってくれ!」と見栄春さんに言われ、差していた傘を放り投げて、一体自分が今空気を入れている相手が誰かもわからないままポンプを漕ぎ始め、「ところでこれ、誰?誰? え?あ、きくりん?」と言いながらも手を休めず空気を入れてくださったピストン折茂さん、ありがとうございました(^。^)

さぁて、ここまでしていただいたので頑張るしかありません。
期待に応えるようにスタート直後からすばらしい走りを見せるきくりん選手(目撃談)。川又さんをして「きくりん、うまくなったな」と言わしめた(^^ゞ最終ヘアピンを経て、中間ベストぉ〜〜〜!

・・・・の直後。
1コーナーで星になってしまいました(泣)。

なんとかグリーン上にとどまれたのでそのままグリーン上を進み、四輪脱輪なので走行は不可能だと判断して停止。オフィシャルの指示を待ちます。するとオフィシャルの方は「そのまま下がって」という。
そのまま下がるとふかふかのサンドトラップがあるんだけど・・・いいの?いいの?そこにハマるとオレとしてはネタ的にオイシイんだけど(笑)、ほんとにいいの?
と思いながらバック(笑)。

見事にハマりました(爆)。
脱出不可。

1ポストにいたでれ助くんなどが救助に来てくれるも脱出できず、結局レスキューカーのお世話になりましたとさ。
あー怖かった。
#1コーナーがわからパドックに戻ると、「そのばっちぃタイヤで俺様のパドックの前を通ってくれるな(^^ゞ」と、ショートカットの道を作ってくださった植村さんのことはナイショ(笑)

いやぁ、雨でも1コーナー3速ってのはけっこうリスキーです。
・・・って走る前に気がつけ! でもさぁ師匠に「行け!」といわれたら行くしかないでしょう。決して無理なわけじゃないのです。うまく行けばやっぱりそっちの方が速い。速いと分かってるならやるしかないよねぇ。

2本目ですが、ここではたと困りました。
しまった、2周目の1コーナー以降のコースが『未知の領域』としてまんま残っていることに気がついてしまいました(^^ゞ
どうしましょう。今回の肝はほとんど3〜4コーナーとヘアピン、S字にあります。全然分かりません(T_T)

1本目とまったく同じセッティングで臨んだ2本目。
タイムを残さなくてはならない重圧と、少しでも上の順位に行きたい気持ちとが交錯したスタート。

1本目、お星様になった中間まではやっぱりいいタイム!
ところが!!

・・・・『未知の領域』に入ったとたん「別人のように(梅ちゃん談)」ヘロヘロの走りとなり、中間好タイムもゴール時点で大きく遅れて5位。
その後抜きに抜かれて7位で終わってしまいました。

実に情けない展開です。
あーあ。


帰りは見栄春さんとひらやん・関本夫妻と岩間まで下道で行き、ラーメン食って帰りました。
いやしかし・・・・このラーメンがすこぶるまずくて(^^ゞまいりました。全部食えなかったもん(笑)。
くそっ!
ラーメンまでオレをバカにしやがって(T_T)!!!

ってなわけで、家においてきた妻子に持って帰れたのは参加賞の「ナシ」だけでした(T_T)
帰るとすぐにうららが剥いてくれたのですが、甘くてオイシイ梨の味が、負けて傷だらけになったこころを癒してくれるかのようでした(うまい!)。

さて次からはまたパイロンコースだ。

なんとか起死回生を狙いたいですね。


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