地区戦第7戦でラリーキッズ伊那に行って来ました。
行ってきました・・・・が、「普通に」は行けませんでした。 いやぁ、史上最大のドタバタ(当社比)を経て、なんとか伊那に行かせてもらえた・・・という感じでした。 とりあえず、時間を追って出来事を見てみましょうか。
【絶妙のタイミングの電話】
《7月31日・17時過ぎ》 先週、海水浴の行きがけに(^^ゞテックスポーツに預けたインテグラ。安田さんが突貫作業で直してくれて、この日、会社が終わった後に電車で木更津まで受け取りに行く予定でした。 今回行くのは伊那ですから、明日の朝は早いし準備もあるし、早めに木更津に行きたいので、定時ギリギリくらいで会社を出るつもりでした。 で、まさにぼちぼち行くかぁ・・・と思っていたところに、安田さんから電話が。
「今全部組み終わってちょっと走って来たんだけど、ミッションオイルが大漏れ。よく見たらケースに亀裂が入ってて、今にも割れそうな状態なんだよ。組むときに気がつなかったんだけど・・・これじゃぁ応急手当も無理だし、部品も間に合わないんだ・・・。」
ぐへーーーーー。
まぁ、イベント1週間前にぶっ壊す僕も悪いので、ダメだったらダメで仕方がないともともと考えていたところですから、「分かりました。リタイヤします。」と言って電話を切りました。
《17時半》 ・・・とは言うものの、やっぱり参加できないのは寂しいもの。 帰り道の渋滞を見越して、裏道ルートの探索に力を注いでいた矢先のことでもあったので(笑)、がっかり。 とりあえずうららに電話して、今日の木更津行きはなくなったことを報告しました。 で、「あ、そうだ」と思い出して見栄春さんにも報告の電話を入れます。
すると見栄春さん・・・・ 「ミッションケースだろ?どっかにないかな。うーん、うーん。 ちょっと待ってろ。探してみる。あきらめるな!」
・・・というと電話を切ってしまいました(^^ゞ 取り残された僕はしばし呆然。
《数分後》 見栄春さんから電話。 「ミッションケースあったぞ!ただし、場所は栃木。これから取りに行って明日組んでもらえば、明日の練習会は無理だけどイベントは走れるだろ。どうする?取りに行くか?行くなら付き合うけど。」
せっかくあちこちあたって探してくれた見栄春さんの熱意に、一旦あきらめた気持ちに小さな炎がポッと灯り・・・・「行きます!」。
《18時》 会社を出ました。うららに電話し「えぇ・・・・(^^ゞ状況が変わりましてー」。 うらら、電話の向こうで呆れ顔。「じゃぁ急いでご飯作るからさ!」。 彼女の協力がなければ僕は生きて行けません。
《19時》 家に着いてうららがそっこーで作ってくれたご飯を食べ、あわただしくカルディナに飛び乗って、一路我孫子の見栄春邸へ向かいます。
ところが、金曜夜の下りというのはもう混み混みです。しかも夏休みにも重なってますので大変。市川市から出ることすらままなりません。 この日は仕事の密度が結構濃くてかなり疲れていたし、先週末の疲れも多少引きずっていたので、途中でかなり気力が萎えてきました。 何度見栄春さんに「もういいです・・・」と電話しようと思ったことか。
でも、我孫子で待ってる見栄春さんの顔を思い浮かべて(思い浮かべて心地よい顔じゃありませんが(^^ゞ)、流れの悪い県道を我孫子に向かいます。
《20時半過ぎ》 やっと見栄春邸に到着。 えー・・・・どうやらせっかくのフライデーナイトに僕と夜のドライブをすることに、ジェラシーを感じたみなみ嬢とケンカになった模様(笑)。 「まいったよー・・・・」といいながらカルディナに乗ってきた見栄春さんを乗せ、栃木県は鹿沼に向けて出発。
《22時半》 一般道では無理なので、常磐道・柏ICから乗って外環→東北道で鹿沼へ。 22時半に江上さんのショップに到着。ミッションケースをありがたく譲り受けました。
《23時》 鹿沼を出発。 行きと逆ルートを通って、まずは我孫子の見栄春邸へ見栄春さんを送り届けに向かいます。
《8月1日・0時半》 柏ICを降りて我孫子の見栄春邸に到着。 この後、国道16号をひたすら南下して、穴川から京葉道・館山道を通り木更津を目指します。 FMをTFMに合わせると、すでに伊武雅刀さんが「ジェットストリィ〜〜ム」と言ってる時間。
《2時》 木更津に到着。 あらかじめ連絡してあったので、ショップの前に置いてあったミニカの荷室にミッションケースを収め、そうっと帰ってきました。 途中、市原あたりですごい雨に降られ、タイヤの細いカルディナでも直進できないくらいでちょっと怖かった。
《3時》 やっときくりん邸帰着。 死にそう。もう寝る。
19時に家を出て、翌3時帰着。 市川→我孫子→鹿沼往復と、木更津行脚で、どうやら距離的には大阪くらいまでは行けちゃうくらい走ったらしい。そりゃ疲れるわね。
【伊那は遠くになりにけり】
《9時》 なぜか目が覚めてしまいました(^^ゞ ものすごく眠いし、体も鉛のように重い。でも起きてしまいました。 ケータイに「出来あがりは15時ごろ」というメールが安田さんから入ってました。
《10時過ぎ》 うららが突如「あたしたちも行きたい」というので、急遽宿を確保することに。 僕は今回、なるとの三間さんに宿を取ってもらったので連絡すると、すでに僕が泊まるホテルはいっぱい。そこでネットで調べ、近くのホテルを確保しました。 その後急いで準備。
《12時半》 家族3人分の荷物、クーラーボックスに詰めた道具一式を持って、電車で木更津に向かいます。 東西線で西船橋→総武線で千葉→内房線で木更津。
はたからみると明らかに海水浴に行く仲の良い家族の図・・・・なんですが、全然違います(笑)。
しかも僕はこれからクルマの競技をしに行くってのに、なんで大荷物抱えて電車に乗って、対面シートで駅弁食ってるんですか(T_T) #けっこう楽しかったけど(笑) ##でも後半は爆睡です。
《14時半》 木更津到着。テックスポーツにつくと、ミッションは組み上がっていましたが、頼んでおいたリアキャリパーとサイドワイヤーの装着がまだでした。
サイドワイヤーが取り付けられ、キャリパーを装着・・・・という段になって問題発覚。
なんとこれ、98用サイズのキャリパーだったのです。僕のクルマはリアのブレーキサイズを落として96用にしてますので、これではつきません。 先日新品パッドにしてから急にサイドが効かなくなったので、いかれちゃったキャリパーと伸びたワイヤーの交換を頼んだのですが・・・もうどうしょもない。外した古いキャリパーをもう一度装着してもらいました。
《17時》 やっと作業が終わり、急いで木更津を出発。 時間がないのでもったいないけどアクアラインを使うことにしました。 初めて乗ったアクアラインは、エアコンもなく室内でまともに会話も出来ないクルマでした(笑)。
湾岸線は料金所でまず渋滞。浜崎橋でまた渋滞。 環状線、4号新宿線を何とか抜け、中央道をいざ伊那へ。 しかし流れが悪いです。しかも途中雨が降ったりして。
相模湖あたりからやっとペースに乗れてきて、およそ120キロ巡航。 諏訪湖SAまで一気に行きました。
《20時半》 伊那着。 うららが泊まるホテルは伊那北駅近くなのでこちらに先に届け、チェックインして近所のラーメン屋で一緒にラーメンをすすります。チェックインした後、食事から帰ってきた某遠藤さんや同クラスの服部選手にバッタリ。なぜか話は広がっていたようで「間に合ったんだぁ!」と喜んでくれました。
ラーメンは先に食べ終わるとそそくさと先に今日の宿へ。この時21時過ぎ。 チェックインして部屋に荷物を置き、梅ちゃんに電話して、みんなが集まっている三間さんの部屋へ行きます。
梅ちゃん、守って石綿くん、青汁マン三間さん、靴なくすなよ露木くん、ダー石田がいまして、梅ちゃんのPCに今日の練習会の映像を取り込んで研究してました。 僕もビデオを見せてもらってイメージ作りに励みますが・・・・意識がだんだん遠のきます。 三間さんや梅ちゃんとしゃべっているんだけど、だんだん何を言ってるのか分からなくなってきたので、自分の部屋に戻ることにします。
《22時》 自室に戻ったとたん落ちました。
【俺は何しに来たんだか・・・】
・・・・とまぁこんな感じで、多くの方に迷惑をかけまくって伊那までやってきたわけですが、結論から言うと成績はブービー。 タイム的にも、お話にならない差をつけられてボロ負けしました。
1本目の走行は、ゼッケン51番以降の選手について、パイロン修正位置が違っていたという理由で再出走という、ちょっと地区戦とは思えぬ失態がありましたが、1本目走行がボロボロだった僕としては大ラッキー。
・・・・と思っていたのに、走りなおしてもやっぱりダメ。 トップと2秒差があるんですがー(T_T)
事前に見栄春さんからキッチリ攻略法のレクチャーを受けていたにもかかわらず、でもって自分ではやっているつもりなのに、まったくタイムが出ない。
2本目も必死で走ったのですが、タイムアップはわずかなもの。やっぱりトップからは3秒離れてます。 もう・・・失意も何もあったもんじゃありません。 これだけタイムが悪いと、どこが悪いとかいう次元じゃなくなってます。 つーか、同じステージを走ってはいけないんじゃないかとさえ思えます。
僕はいったいなしに来たんだろう。
もう冷静に「どこが遅いのか」などと考えている余裕すらなくなりました。 この場にいるのすらつらい。どこかに引きこもってしまいたい・・・・。 そんな気持ちすら感じました。
夜遅くまで付き合ってくれた見栄春さん、 二日連続でミッション脱着をやる羽目になった安田さん・・・ なんて報告したらいいんだろう・・・と考えると、気が重くなりました。
【抜け道ルート】 さて、伊那は行きはいいけど帰れない・・・というのが「定説」になっております。 大月から先、上野原、相模湖、八王子の間は、「どうしてそんななの?」と、ありえないほど渋滞します。 この間の距離なんて大したことないのに、2時間以上とか3時間以上とか表示が出るのです。いったいどうなっているんでしょう。
僕らのようなエアコンのない車は、渋滞は大敵です。走行風があたらないと室内に風は入ってこないし、渋滞中は周りもすごい熱気です。逃げ場はないし、疲れているし、冗談抜きでヤバイのです。去年などは渋滞が掃けるのを待って9時過ぎまで手前のSAで時間をつぶしたりしましたが、全然ダメ。 大月〜八王子間は、高速道路にしてはかなりきついカーブと坂がある上、トンネルもありますから、自然渋滞を招く要素がてんこもりです。 そこに運転に不慣れな一般ドライバーが集中する・・・起こるべくして渋滞が起きます。 で、トーシロさんの渋滞につきものなのが追突事故。 自然渋滞→追突事故→渋滞→事故・・・・ 事故と渋滞の無限連鎖の始まりです。
こんなのに付き合ってたら、こちらはクルマの中でミイラになっちまいます。 ということで抜け道探索は必須。頑張りましたがな。
結局勝沼インターを降りて最終的には相模湖近くに抜けるのですが、途中でコースをロストしまして(^^ゞ、だいぶ時間を食いました。きっちりトレースできれば走りつづけられる分快適です。 東京・千葉方面に帰る人にはお勧め。 あんまり広まっちゃうと裏道じゃなくなるので、知りたい方はメールください。
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