[2004/07/18]千葉戦を開催してみたりした。

千葉戦第5戦
・・・・を開催しました。

終わった今・・・ひとこと。

『消耗しました(^_^;)』

いやぁ、このひとことに尽きます。

そもそもなんでうちが千葉戦を開催することになったのかといえば、昨年の段階で千葉戦主催者常連・「ラック・イースト」さんが、加盟クラブ更新は無理だとなったところから。このままでは5戦になってしまう。
千葉という「お家」の一大事だということで、準加盟でしかないうちのクラブが手を挙げざるを得なかった・・・というのが裏事情なのです。
そんなわけで、組織申請上、オーガナイザーが「ラッテストーン」さんになっております。
でも実際の運営は、ほとんど「レーシングチーム・ファンタジー」。

FANTASY自体は、加盟クラブ登録時代、ダートラ、ジムカーナ合わせて過去30戦以上公認イベントを開催した経験があります。
しかし、現在の新生ファンタジーは当時とはまったくメンバーが違います。代表者の魔王・わだよういちだけが共通メンバーであり、僕がかろうじて当時のメンバーを知っている程度。現在の組織ではイベントを開催したことはないのです。
イベント開催について詳細を知っているのは魔王様、見栄春さん、計時屋さんのみ。まぁこの3人は経験者といっても並みのレベルじゃありませんから(^^ゞ、3人いれば何とかなるとは思われたものの、やっぱ相当の覚悟が必要でした。

まずは組織申請の段階からバタバタ。組織申請は1ヶ月前までに出さなきゃなりませんが、通常は余裕を持って出します。うちも2ヶ月前程度には出すつもりだったのですが、ちょうどそんな時期に事務局であるきくりん家では、妻・うららが入院!
もうそこからペースが狂いまくりです(^_^;)
組織申請が出来たのはホントに1ヶ月前ギリギリ。特別規則書自体はまぁフライングして配っちゃいますけど、それですら刷り上ったのは前日という・・・結構な綱渡りでした。

しかし、うちのクラブの『底力』が発揮されたのはこのあたりから。

クラブ員メンバーの強大な営業力により、県戦とは思えぬ多くの協賛を続々と獲得。特に見栄春さんとにひらさんの活躍はすさまじく、あっという間に山のような御協賛を頂いてきました。
もちろん、これは日ごろのメンバーの活動が生んだ成果です。それだけ彼らが活躍しているという証明でもあります。
こうしたクラブ員の活動が、こういう形でクラブに貢献してもらえる・・・実にありがたいことです。

週末、練習会の終わった後、地区戦の終わった後に、疲れた体を引きずってミーティングを行い、各事項の決定や賞品買出し、受理書の発送などでまさに東奔西走。
今回、多くの方が期待を寄せてくださったのか、エントリー数が増えました。今年の千葉戦では初の100台超えです。「ええもん見せますからよろしく!」と大言壮語吐いちまったからには、やらねばなりません(^_^;)
多くのエントラントに参加してもらえるのは大変嬉しいですが、これは同時に強烈なプレッシャーとなります。

でもって、さばく事務量もハンパじゃありません(T_T)

公認イベント・・・たったひとつの県戦を開催するだけでも、その準備に必要な手間と時間というのは膨大です。

僕自身は今まで、JMRC千葉ジムカーナレッスンの事務局や練習会の事務局を何回となくこなしてますので、申込みをさばくこと自体には慣れているのですが、なんと言っても今回は公認競技。「公式」の「記録」を「認定」する競技会ですから、間違いは許されませんし、決め事もたくさんあるのです。
想像をはるかに超える重圧がありました。

仮に「成績認定」をカンペキにこなしたとしても、それは競技会として「最低限」の部分をクリアしたことにしかなりません。競技会というのはただ走って公平に成績認定が受けられればいい・・・という場では、もはやありません。エンターテイメントの場でもなければならない。
これも大変。我々はその手の方面は当然のことながらプロではないのですから。

まぁ今回はいろいろ欲張ることはやめ、まずイベントとして成績認定をきちんとやること、それをカバーした上で出来ることをやる・・・とスタンスを決めていましたが、それでもやはり頑張りたいと思うのが心情。そうなるともうドツボですわ(^_^;)

今回はクラブとしても初めてのイベントですから、なにせどういうタイミングでどういうことをやればいいのかというのが全然わかりません。どういうことを誰に任せれば適当なのかも分かりません。
いやもうホント、イベント当日の役務以外の作業は、90%一人でやりましたんで・・・死にそうでしたマジで。全体として何をやればいいのか分からないから、人に振れないんですよ。参りましたホント。

そんなこんなで最後の一週間はとにかく追い込み。
もうね、一日中、頭の中でイベントの朝から晩までをシミュレーションするわけです。その中でこの場面でこういうものが必要になるのではないか、それはあるのか、買うのか?作るのか?
そういうことをホントに1週間やりました(^^ゞ

そこまでやってもカンペキではない・・・・。

金曜日を迎えた時にはホントに大丈夫なんだろうかと、不安のほうが大きかったですね。

今回土曜日の部会練習会は、みあちゃんともあちゃんにお任せしたので、僕は一切タッチせずにイベントに専念できました(ありがとう!>みあもあ)。でも結局浅間台には行きました(笑)。
賞品の仕分け、パドック設営、コース設定など・・・出来ることを前倒しでやっておかないと終わらない。結局全部の部分に手を出さざるを得ないのですねー。貧乏性ですねー。

土曜日の14時ごろから三々五々集まって、練習会が開催されているのを尻目に中段パドックで賞品の振り分け。まずは数を確認して、あらかじめ練っていた計画にしたがって配分。あとはクラス間のボリュームなどを見ながら微調整(^^ゞ
今回は目玉賞品として、ガナドール様のフルチタンマフラーカッターと、東京ディズニーリゾートの1デイパスポートがありまして(^o^)、価格のバランスに結構気を使いました(^^ゞ
この日もとにかく暑かったので、作業しながらだんだんハイになってきます。にっぴ、茶太郎、ダー、ポコ、きくの5人でやりましたが、異様なテンションを保たないとやってけませんでした(笑)。

16時ごろには配分も終わり、練習会の走行も終わったので、パドックのマーキングとコースの設営に入りました。
コースは金曜日の夜遅くまで、僕と見栄春さんが、そらもー侃侃諤諤のやり取りをしてやっとこさ決めたのですが、きくりん的にはありえないくらいシンプルなコースです。そんな素直に走らせるほど僕は人間ができていないので(^^ゞ、いかにひねくらせるか、ほんとにセンチ単位でパイロン位置を検討し1時間たっぷりかけてコースを造りました。
短いけど・・・・これはかなり難しいかも。

そんなこんなで17時には作業が終わり、すべての荷物はにっぴの「GTSマーキングバス」に詰め込んで浅間台に置き去り。僕らは帰りました。

帰ると、うららが明日に向けてうなぎをご馳走してくれるというので(^^ゞ、近所のうなぎ屋さんへ。
相変わらず愛想の悪い店でしたが(笑)、栄養補給は完了。
その後、ちょこちょこ忘れてたものなどを買い足しに行き、翌朝のことを考えて超早めに就寝。

・・・・が眠れない!!!

とにかくずーっと、イベントのシミュレーションを頭の中で繰り返し、忘れていることはないか足りないものはないか、ひたすらチェックしているのです。頭の中でケーススタディとロールプレイングをひたすらやっている。
もう全然眠れない(T_T)
たぶん合計しても3時間は寝てないでしょうねぇ・・・・。

そんな状態で当日を迎えます。

もう眠いなんて言ってられない。

5時半くらいにこっそりと浅間台入りすると、続々と集まってまいります。
道中、そして浅間台に着いてみると、なんと・・・・・・雨!!!! 念のためウェット用コース図も、ローソンでコピー。

さぁここからは、あらかじめ決めてある各スタッフの役割とスケジュール表にしたがって、各々が責任を持って行動してもらうしかない。いちいち指示なんてしてられません。
必要な荷物を運び込み、各自があうんの呼吸で設営にかかりました。ここら辺はやはり現役でイベントを戦っている選手、だいたい何が必要かってのは分かっているもんですね
アナウンスのももちゃんは夜中に到着して車で寝ていたらしいです(^^ゞ。タフな人だ。
計時屋さんや魔王様はちょっと遅刻との連絡。

全体ミーティングを開いて今一度必要事項を確認し、再び作業開始。
コースはウェット用コースに変更する必要はなく、このままでも充分行けると判断しました。

やがてゲートオープン。入場が開始されてイベントのスタートです。

それからはスケジュールにしたがってきわめて順調に進行しました。
各セクションのオフィシャルが主体的に各現場で問題の処理を行ったので、重要な判断だけを上がすればいい。効率的です。
アナウンスのももちゃんは、何も言わなくて的確に状況をアナウンスし、こちらが気がついていないところがあれば指摘してくれるし、本当に細かいところまで気がついてくれて助かります。
計時屋さんは黙々と計時システムの構築に汗を流し、中間計時担当のしゅんまさんと、アナウンスのももちゃんとも打ち合わせを済ましてくれています。

もちろん、細々した問題はありましたよ。
でも問題なく解決可能なものばかり。ほとんどは僕の経験・知識不足から来るものですが(^^ゞ
なんせ、なんにも知らな過ぎですワタクシ。公式通知の書式から、星さんや中島さんに聞きまくりました。

車検は慣熟歩行ギリギリに終わり、慣熟歩行が終わるとドラミ。
練習会やクローズド競技の時と違って、やっぱ公式戦のドラミは緊張します。
各ポストも特に指示もなくきちんと打ち合わせ通りに装備を揃え、配置につき、慣熟走行の開始。
慣熟走行ではだいぶオフィシャルの動きにぎこちなさがありましたが(^^ゞ、なんとか慣れ、本番走行の時には問題は少なくなってきたと思います。

今回のイベントを開催するにあたって、一番最初のクラブのミーティングから口を酸っぱくして言っていたのが、オフィシャル・・・特にコースオフィシャルの「態度」でした。
だらしない格好は禁止、旗は適切に毅然と揚げよ、パイロン修正・確認は全速で、修正タイミングをはかれ、走行車両に対して背中を向けるな・・・などなど、僕らが今までイベントを見てきてさんざん気になっていたコースオフィシャルの動きを、すべて反映させています。
今回はスタンド前セクションではだいぶPTが多く、受持ちのポストは大変でした。
でも彼らは最後まで全速力で走ってましたねぇ(^^ゞ

あのポスト、平均年齢高いんですけど(笑)。
ね。にひらさん、masaさん(爆)。

もともとコースが短めの設定だったこともあり、進行には比較的余裕がありました。途中赤旗再出走があったり、エントラントの走行状況によってダブルのポイントをずらしたりとやっていましたが、それでも1本目は完全にオンタイムで終了。
コースの長さには異論もあるでしょうが、平均的ドライバーで1分、というのを今回は目標にしました。不慣れなうちのクラブでも確実に回せて、コース的にも見せ場を作れる長さということで、そのあたりを目標に置いたのです。主催に慣れていればもう少し長くても平気でしたけど・・・。

さてオフィシャルは談笑する暇もなく、慣熟歩行中にお弁当を掻き込み、すぐにポストに散っていきます。

2本目は、エントラントもだいぶ攻めてきて、脱輪によってコースに土が出るなどがあり、赤旗の回数がちょっと増えてしまいました。この時期の再出走は、場合によってはエントラントに著しく不利になることがあるので、出来ればやりたくないのですが・・・・しかたがありませんでした。申し訳ない。
オフィシャルの動きもきわめてスムーズになって来て(だいぶバテては来ましたが(笑))進行はスムーズ。
15時前にはすべてのクラスが正式結果となり、15時過ぎから表彰式を開始できました。

表彰式はコース上で、GTSマーキングのバスを背景にして行います。シャンペンの代わりにビールを使用(笑)。
前記のとおり、賞品のボリュームは結構ありましたし、中にはかなり高価なものもありましたし、おまけに全クラスの優勝者には東京ディズニーリゾートの1Dayパスポートもつけたので、入賞者の方には喜んでいただけたようです。
それがなにより。
表彰式には一応音楽の演出もつけ、そこにももちゃんの絶妙なトークがあいまって、面白い表彰式になったと思います。

ちょっと表彰式の時、オフィシャルの態度が悪かったのは反省点です。
これはクラブミーティングで指摘しておくことにします。

16時過ぎには表彰式も終わり、余裕を持って17時には撤収できました。
後日の打ち上げを期して、一旦解散。
僕はもう体力的にも精神的にもボロボロだったので、うららに運転してもらって帰りました。
あまりに疲れたのでその晩は近所のステーキ屋さんに直行しましたとさ。



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