[2004/06/13]地区戦第4戦〜塩ラーメンは涙の味〜

地区戦第4戦、茨城中央サーキットを走って来ました。
リザルトは、S2クラス5位。
めでたく表彰台から転落です(^^ゞ

奇跡は3度までは起きません。
ね?
宣言したでしょ(笑)。

はぁ・・・でも悔しいんですよこれでも。
贅沢だとは思いつつも、一度味わってしまった地区戦表彰台は、甘い蜜の味なのですよ。
あの心地よい目線の世界をもう一度・・・となるわけです。


【前日は浅間台で千葉練習会】
えー・・・前日は千葉練習会の主催があったので、茨城中には行けませんでした。浅間台と茨城中じゃぁ、まさしく対照的とも言えるコースですので、練習なんざ出来ませんやね(^^ゞ
疲れないように、またタイヤの表面の硬化した部分を剥がすためだけに走りました。

帰りには木更津のテックスポーツに行って、02Gの新コンパウンド「S2」を組みに行き、そのままもあみあコンビと安田さんとで、近所の居酒屋で晩ご飯。
帰着は22時でした。
天気予報では朝方まで雨が残る様子。
こちとら最強のS2を手に入れたから、雨でもOKだぜぇ〜なんて余裕ブッこいてました。

朝起きて、さぁ出発だぁと玄関を空けた途端、ぽつりぽつり。
すぐ止むさ・・・と思って出かけると、北上すればするほど激しい雨。しまいには80キロ前後でもおっかない土砂降りになりました。
うひゃぁこれ、ホントに朝方だけなの?と思ってたら、会場についてみたらやんでました。


【テンションが上がらない】
茨城中というだけでテンションは下降気味なんです。
なんでかというと、僕と田口くんが以前、爆音マフラーの時、鷹巣塾の「地獄の特訓」で何時間もクルマを降りさせてもらえないような練習をしてた際、コースオーナーがやってきて直々に「なんだあのうるさいクルマは。出入り禁止!」と言い渡されたからです(^^ゞ

僕と田口くんは「なんだとコンチクショー」ってなもんです。

舗装はボロボロで手入れもせず、設備は最低のくせして客を選別するってか!上等だい!こっちから願い下げだ!2度と来てやるかボケ!!

・・・・と切れてから早3年。
1歩も足を踏み入れていなかったのです(^^ゞ
だから茨城中なんて走ってない。
どうにもなりませんがな(^^ゞ
テンション完全にゼロ。


【基本てんこ盛りのコース】
今回のコースはすごかったですよ。
180度ターン、270度ターン、スラロームに定常円、3速からの2速コーナリングかと思えば360度2連発・・・という、「昔のスピマイのビデオですか?」と聞きたくなるくらい、基本テクニックの詰め合わせセットでした。

それが1分30秒近く。
もう1本走るとかなりきますね。
でも、腕の差が非常に分かりやすいコースでした。


【1本目】
慣熟歩行では、なんか寝不足で頭の回転が悪く、ぜんぜん攻略ポイントが見つかりません。
やっぱりテンションが上がらない。
少しは考えてシミュレーションして、なんとか自分なりの走りを構築したけど、問題は路面がどの程度食うのかさっぱりわからないということ。
雨は止んだけど、路面は表面ウェット。もう全然分かりません。S2様、よろしくお願いしますってなもんです。

1本目はところどころぶりぶりアンダーを出しましたが(恥)、ターンも比較的まとまって1分25秒台。
竹ちゃんと坂部さんがPTで、半谷、関根と続く3位。
「またこのパターンかよぉ。・・・・雨降らせていい(笑)」と吠えておきました。


【見栄春さん登場】
かなりだるかったんですが、田口くんと二人で慣熟歩行。路面はほぼドライ。
無風な上、日差しも出ていないので、なかなか渇きません。舗装の特性もあるのでしょう。
2本目、選択するべきタイヤに迷いが生じます。路温が上がらないのでS2で行くべきか、セオリー通りM1で行くべきか。

ま、それ以前にコースを攻め切る方が大事ですが。

基本路線として、1本目の走り方は間違っちゃいない・・・とは思うのですが、ところどころの失敗が実に大きい。これをキッチリ改善するだけでも1秒以上の短縮は確実なのですが、さてそれが出来るかどうか。

さて2本目が始まってしばらくしたころ、見栄春さん登場。
朝電話した時も、1本目が終わった時も、自宅で寝てやがりましたので(笑)「来ないと後悔しますよ。」と脅して呼び付けたわけですけど。

見栄春さんとの相談の結果、タイヤはS2をチョイス。
これに賭けます。


【2本目、轟沈】
ふつー、ウェットからドライになったら黙っててもタイムって上がるもんだと思いますよね。
それも秒単位で。

ところがこの茨城中の路面と来たら、全然変わらない(^_^;)
1本目も水たまりこそなかったけど、一応ウエットなワケです。それから完全ドライになってもほとんど変わらない。変わって2秒くらい。でもそれって、1本目2本目両方ドライでも攻め方によっては変わるタイム。
ここの路面は舗装に使用している骨材と呼ばれる砂利が非常に荒く、しかもそれがところどころポロポロ剥がれて路面が鉄ヤスリ状態です。
現在のタイヤのように柔らかいタイヤだと、荒れていない路面部分はゴム自体の食い込みと、エッジ特性によって雨でもグリップは高く、荒れている部分はエッジ効果で抵抗になり、あまり天候に左右されないグリップ特性を出しているらしいのです。

しかしそんなもん、知りますかいな(-.-)

今思えば、ちょっと気合入れ過ぎたかなぁ・・・と思います。

ところどころで立ち上がりトラクションロス。
オマケに最後の360度は大失敗。今だかつて、あんなにみっともないターンはしたことがない!というくらいの失敗。

あろうことかタイムダウンです。
ゴールしてタイム聞いてガックリ来ましたよ。
「なんでやね〜〜〜〜ん!!!」


【怒られた(T_T)】
当然のごとく見栄春さんからは怒られます。
曰く「全然路面と対話してない!!」。

しかし、僕としては関越や浅間台を走る時と同じことをしているだけだったので、なにゆえここまでひどい走りだったのか、走行直後の精神状態ではまったく理解出来ませんでした。
そうです。
問題は「いつもと同じことをしていた」こと、それ自体にあったのです。
「いつもと同じことをした」だけでは路面と対話したことにはならない。浅間台には浅間台の、茨城中には茨城中の路面があって、同じ舗装でも少しずつ違う。その違いをドライバーが対話して理解してあわせてあげなければなりません。

それを忘れていた・・・というより、キチンと自分の中で理解していなかったのです。

そらぁあきまへんわな。


【ギリギリ表彰対象】
今回は5位まで表彰対象でした。
なんとかギリギリ前に呼ばれます。

表彰式では、S2クラスの選手はなんとなく固まって座ってて、ぎこちないながらも結構いい雰囲気で話してました。
僕らからしてみると、坂部さんや半谷さん、関根さんという3人はほとんど雲の上の人で、彼らからしてみれば僕らなんぞ視界にも入らない小さな存在だと思っているのですが、気さくに話してくれるのが実にうれしかったです。

そんな中で、今回シャンパンファイトの代わりに使っているノンアルコールビールを、賞品であるカップ(ガラス)に注いでみんなで飲みましょう、という打ち合せが成立(笑)。
実際にやりました(笑)。

ビールが配られるのは表彰台の3人だけですから、表彰台下の僕らは「お恵みを〜〜〜」状態でいただきます(笑)。
結構笑いが取れました(^o^)


【塩ラーメンは涙の味】
結構くさっていた僕でしたば、見栄春さんが土浦に旨いラーメン屋があるというのでみんなで移動。
トリガラスープの塩ラーメンでしたが、いやこれはマジ旨かった。
きくりんの涙のスパイスが効いていたからでしょうか(T_T)

次回の胎内ラウンドは、後掻連の「もてぎJOY耐」サポートのためお休みです。
S2クラス上位のレギュラー陣も、全員胎内には行かないと言っていたので、もしかしたら不成立かもしれません。

ということで次回は7月の浅間台。
ホームコースで、後半戦のスタート、なんとか一矢報いたいと思います。


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