[2004/03/28]地区戦開幕!ボロ負けの巻。

JAF関東ジムカーナ選手権第1戦、ボロ負けしました。
S2クラス9台中、なんと8位。ブービーです。

正直言ってかなりへこたれましたね(^_^;)

今年は自分の中でも節目の年にしたいと考え、千葉チャンピオンをとってから2年間、なすがまま不甲斐ないままでやってきた自分を戒め、練習にマシンのメンテに力を注いで来ました。
そうなりますと、やっぱり初戦というのは勢いをつけるためにもなんとか結果を残したいと意気込むもの。
しかし今回は完全に空回りでした(^_^;)



前日の土曜日は練習会には参加せず、家で一日中インテと共に過ごします。
洗車から始まって、ワックスがけ、内装も徹底的に掃除して、運転席に座った時に「あ、あそこが汚ねぇなぁ」とか気にならないようにします(笑)。(これけっこう重要)。
先日、1年ぶりくらいにエアフィルターを掃除(←あまりにサボりすぎです。よいこのみんなは真似してはいけません)しておいたので、今回はオイル交換をして、エンジンルームまでキレイにして、もうくたくたになって一日を終えました。
僕にとってはこの時間がすごく重要に思えるのです。

さて迎えた当日は、渋滞を警戒して早めに出ましたが、もうスキーシーズンはほぼ外れており全く順調だったので、オイルをいたわりながら90キロ巡航でゆるりと到着。
パドックにクルマを進め、けっこう余裕を持って準備も終わります。
今回は田口くんがS2クラストップゼッケンで、隣はノリノリちゃん。トップ勢はローリング関根選手、坂部選手、半谷選手といったところです。
天気は非常によく、暖かくていい感じ。これなら02G・M1コンパウンドもばっちり行けるでしょう。

コースはというと、「せっかく借りたカートコース部分だから、徹底的に使い倒してやろうじゃないの」とでも思ったんじゃないかというくらい、しつこくカートコース部分をこねくり回しております(笑)。
一方、関越らしい定常円コーナリングや、スリリングなテクニカルセクションはありません。
山場となるところがよく分からない、難しいコースです。
慣熟は久しぶりにかなり真剣に歩きました。

さて競技開始となり、特にN2クラスの走りを参考にいろいろ組み立て直しを図ります。
自分としてはどうしてもカートコース部分に苦手意識があるので、そこをどう攻めるかばかり考えていました。
実はこれが罠だったンですが・・・・。

1本目。
最初のカートコース部分で、一瞬2速に入れたいところでシフトミス。なんとかごまかしますが空白の時間をつくってしまいました。
カートコース脱出後の2速スラロームは真ん中のパイロンでブレーキを入れてしまったうえ、その後の2速コーナーはちょっと大回り。再びのカートコース部分は進入でアンダーを出し、奥のヘアピンではアクセルオンを探ってしまいます。
スタンド前W字ターンセクションに向かう前の2速内周コーナリングは、もう全然走り方がわからず、出口のパイロンにつけずに誰も通らない独自ラインをトレース(^_^;)。
W字ターンセクションはクルマがどうも前に行かない運転ながらもそつなくクリアし、1本目はなんと3位でおり返し。

まぁ・・・3位と言っても、回りがPTで潰れてるだけなんですが(^_^;)

それでも、1本目の失敗ポイントを詰めれば、1秒強は縮まるハズ!という「思い込み」をもとに、昼の慣熟に臨みます。
路面はいい加減温かいので、かなりの無理も効きそう。おっかなびっくり走ったら劇的に遅そうです。

そんなわけで2本目もN2クラスをみて研究することにしたのですが、今度はカートコースも見渡せる真ん中の土手へ。
・・・と土手へ向かう途中に、みどり先生に呼ばれました。

「S.T.A.Rで分析してあるよ!」

をを!救いの女神よ!
さっそくパドックにお邪魔して、自慢のVAIOに取りこまれた映像をS.T.A.Rで比較。あらかじめ区間タイムも吐き出して置いてくれたので、何が遅いか一目瞭然。
うひゃーこりゃぁ課題が多いねぇ・・・と、いまさらながら絶望的な差を再確認しました(^_^;)
それから土手に行ってN2クラスを観察します。

いやね、遅い選手と速い選手を比べると、このカートコースをどう攻めるべきなのか、その方策は見えるのですよ。問題はそれを自分の手足でどう実現させるかでしてね。僕のようなもともと器用とは言えないドライバーにとっては、それが一番の問題。
見ただけ、聞いただけでできれば苦労はないのです。

とにもかくにもそこで得た印象をもとに今一度再構築。
頭の中では確実に1秒縮まってます。
あとは実現出来るかできないか。

2本目です。

スタートは高めの回転でミート。1コーナーのターンへは慎重にアプローチし、パイロンへの距離を意識しながらあまり回さないターン。
カートコース左回りのヘアピンは、うーんやっぱりよくワカンナイ。加速でシフトミスこそしなかったけど、脱出に向けてアクセルを探ってしまう。続くS字セクションはメリハリつけて踏んでみましたが、戻る時のヘアピン右回りもアクセルは待ち気味。
続く2速スラロームは、ホントなら2本目まで全開で行くべきなんですが、躊躇して中途半端なアクセル開度。さらに続く2速コーナリングは、向きを変えるまでに一瞬待ってしまい、クルマが完全に失速気味。そのくせ出口では膨らんでしまいます。
2回目のカートコースヘアピン右回りは、進入でアンダーを誘発してアクセルが踏めず、出口ではやっぱり踏みどこ路がわからず・・・という具合。

その後の3速→2速コーナリングセクションは、こういうのは大好きなのでけっこう踏め踏め〜で抜けますが、スタンド前から奥に戻り、再びスタンド前W字ターンセクションに戻るまでの内周は、ブレーキもラインもアクセルも実に中途ハンパな運転に終始してしまいました。
さらにW字ターン1本目で痛恨の回しすぎ!!
これですべてがおしまいです。

ゴールして見ればタイムダウン。
もう聞いた瞬間にがっくりして、次に頭に血が上ってきます。

ひとしきり「くそー!くそーーーー!!!」と叫んだ後、襲ってくる猛烈な虚脱感。

全クラスの走行が終わる頃には、みんなから心配されるくらい背中を丸め、肩を落としてフラフラと歩いていたそうな(^_^;)

各方面に、つらい報告の電話をし(T_T)、
ひらやんとみどり先生にはシオシオになっている姿を撮影され、
エグゼスポーツ代表・中島さんには、リザルトをみてニヤッとされ、さらに名前を指で弾かれ(T_T)
青汁マン三間さんには「また教えてください!」とか皮肉を言われ・・・
やがて僕は真っ白になって透けてしまいました(みどり先生談)(笑)

あーあ。


さて、こうなりますと「もう一時も関越なんぞにいたくないわい装置(実用新案)」が作動いたしまして、片付けは猛烈に速うございます。
帰りは田口くんを先頭に、ポコちゃん夫妻、茶太郎、ダーのファンタジー組で川越まで下道で行き、焼け食いの焼き肉を食して、ギリギリ日付が変わる前に帰りましたとさ。


翌日は休暇を取っていたのでのんびりしてましたが、体の疲れも半端でなく、やはりいかに肩に力が入っていたのかを物語っていました。
事前の調整・準備も充分と思っていましたけど、それはやっぱり思いこみで、まだまだ足らなかったのだと素直に自分の負けを認めることができたのは、夕方になってからでした。

まだまだ青いですわ。
でも次はやりますよ。


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